「彼女が欲しい」と言いつつ、身なりに興味がない友人へアドバイスするとき「もう少し外見に気を使ったら」はNG。ひろゆきの“ズルい”言いまわし

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2024年11月08日 09:21  日刊SPA!

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仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。

◆友人のダサい服装を直すアドバイス

親友は「彼女が欲しい」が口癖だが、身なりに興味がなく「年齢=彼女いない歴」となっている。「もう少し外見に気を使ったら?」と伝えるが、「外見よりも中身で勝負」と主張し気にかけない様子。どう伝えれば理解してもらえるのだろうか?

◆相手の言葉を置き換えて「自問自答」を促す

自分のことをわかっているようでわかっていない人は世の中に多いです。自己を客観的に見る「メタ認知」という言葉が話題になりますが、多くの人が「自分のことをあまり理解できていない」と思っているからでしょう。

もしくは、自分のことをわかっていないのではなく、第三者からの指摘を無視しているというか、自分でも薄々気づいているけど「あえて認めない」という人もいるかと思います。素直じゃないというか、なんというか……。

そして、そういう人に限って「外見よりも中身で勝負」とか言ったりします。たぶん、外見にコストをかけたくないのと、自分の外見に自信がないので向き合いたくないってことなのだと。そういう人に対して「他人はこう思っている」とか「他人はこう感じているよ」と優しく伝えてもムダです。

だからといって少し強めに伝えると面倒なことになったりします。例えば、服装に関して「もう少し清潔感のある服装をしたら?」と言えば「不潔な服装をしてるってこと?」とキレられたり、「もう少しオシャレをすれば?」と言えば暗にダサいと言っていると受け取られる。本人もなんとなくわかっていることを指摘されたら不快感を示して当然ですよね。

そういう場合は、その人が言っていることを、そのまま「自分ごと」に置き換えさせて自問自答をさせるのがよかったりします。そのためにはちょっとしたテクニックが必要です。

例えば、このパターンの場合、「外見より中身で勝負」と言う人に対しては、「好みの女性芸能人とかは誰?」と聞いてみます。名前が挙がったら、次に「女性芸能人をどうして気に入っているのか」を聞く。すると、ほとんどが外見で選んでいるはずです。そのうえで「結局、外見がいい人に興味を持って、その中で中身がよさそうな人を選んでない?」と聞いてみるわけです。すると「中身で勝負」と言いつつも、自分は中身で人を選んでないのだから、外見も大事だと理解すると思うのですね。

◆要するに…

要は、本人に「自分は外見で判断をしているのかも?」と自問自答をさせるような、問いかけをすればいいのです。もしそこで、好きな理由に中身とかを挙げてきた場合、その中身が赤の他人にも伝わるくらいであれば、きっと本心なのだと思います。ただ、その場合も女性が清潔感や外見で男性を選ぶ可能性があるって伝えてあげればいいんじゃないでしょうか。

◆友人のダサい服装を直すには…

× もう少し外見に気を使ったら?
◎ 好きな女性芸能人は誰? その人も外見がいいよね

構成/杉原光徳(ミドルマン)

―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

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