【フィギュア】負傷抱える「あずしん」GPシリーズ初出場「笑顔で無事滑り切れたら」RD10位

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2024年11月08日 14:26  日刊スポーツ

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アイスダンス 演技を披露する田中(手前)と西山(撮影・河田真司)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇8日◇東京・代々木第一体育館◇アイスダンス・リズムダンス(RD)



結成2季目の「あずしん」こと田中梓沙(あずさ、19)西山真瑚(しんご、22)組(オリエンタルバイオ)が、59・15点で10位発進となった。GPシリーズデビュー戦のRDを滑りきり、「無事に終えられたことにすごくホッとしています」と口をそろえた。


演技後は笑顔で抱き合い、西山が「頑張ったね」と田中の背中をさすったのには、理由があった。シーズン前に田中が肋骨(ろっこつ)を負傷した影響で、前日7日の公式練習が1週間半ぶりに2人でたったリンクだった。この日も演技直前まで出場について熟考を重ねたが、田中が「出ます」と決断を下した。西山は「このケガの中で決めてくれたこと、今日のパフォーマンスにありがとうと伝えました」と、パートナーをねぎらった。


昨季、結成1年目で4大陸選手権などの大舞台を踏んだ2人だが、NHK杯へは特別な思いを抱いていた。「日本で開催される大会の中でも本当にすごく大きな大会の1つ」と、シーズン前から「出られればいいね」と話してきたという。9日のフリーダンス(FD)に向け、「まずは明日の公式練習、そして本番と1個1個自分たちのタスクをチェックして、最終的にまた今日みたいに笑顔で無事に滑り切れたら」と西山。初めてのGPシリーズを味わい尽くす。


同じく日本勢で初出場の吉田唄菜(21)森田真沙也(20)組(木下アカデミー)は64・30点で9位。24年世界選手権優勝のマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米国)が、86・32で首位スタートとなった。【勝部晃多】

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