<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇8日◇東京・代々木第一体育館◇アイスダンス・リズムダンス(RD)
GPシリーズデビューとなった「うたまさ」こと吉田唄菜(21)森田真沙也(20)組(木下アカデミー)が、64・30点で9位発進となった。
自国の声援を受けて吉田は「(10月下旬の)東日本選手権の時よりも全てのエレメンツを思い切ってできたのかなと思います。点数はあまり出なかったですが、初めてのグランプリをちゃんと見直して、次につなげていけたらいいと思います」と振り返った。
序盤はゆったりとした曲調に合わせ、滑らかな滑りを披露。手を動かしながらのツイズルでは息の合った動きを見せた。転調した中盤以降もスピードのある滑りを見せた一方、森田は「最後のリフトで詰まっちゃった感じがある。新たな課題、もっと良くなる部分が見つかりました」と伸びしろも見つけた。
2人は23年6月にカップル結成を発表した。昨季は1季目ながら西日本選手権を優勝。全日本選手権は3位となったが、初出場の4大陸選手権では日本勢2番手の10位となった。24年は7月からカナダへ渡り、約3カ月練習を積んできた。9日にはフリーダンス(FD)を控えており、吉田は「今日とは違った雰囲気のプログラムになるので、会場の皆さんを引き込む滑りができたらいいと思います」と意気込んだ。
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同じく日本勢で初出場の田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)は59・15点で10組中10位。首位に86・32点で世界選手権2連覇中のマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米国)が立った。【松本航】
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