コンゴでのコバルト採掘事業をめぐる事件で、逮捕された男が出資を募る勧誘の際に、客として別の会社から勧誘されたときに入手したものを流用していたことがわかりました。
記者
「スマートフォンのバッテリーに使われる希少なレアメタル『コバルト』ですが、ここコンゴ民主共和国が世界生産の7割を占めています。捜査関係者によると、李容疑者らはこうしたコバルトの価値の高さを利用し、投資に勧誘していたとみられています」
コンゴでのコバルト採掘事業をめぐり、コンサルティング会社社長の李基道容疑者(39)ら男女6人は、国に無登録で男女4人に2650万円の株を購入するよう勧誘した疑いがもたれています。
その後の捜査関係者への取材で、李容疑者が勧誘に使っていた資料は、過去に自身が別の会社の採掘事業に客として勧誘された際に入手した資料を流用していたものであることがわかりました。
左が実際に今回の勧誘で使われた資料で、右が別の会社のものです。また、採掘現場に関する報告書は、会社名を書き換えていたということです。
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警視庁は、採掘事業の実態はなかったとみて調べています。