11月9日(土)は東京・京都・福島の3場開催。8日正午時点の馬場状態は、3場全て芝ダートともに良。9日の天気は東京が晴れ、京都が晴れ、福島が晴れ時々曇りの予報となっている。
■武蔵野Sでエンペラーワケアが連勝を狙う
東京11Rはダート1600mの武蔵野ステークス(GIII)。エンペラーワケアはダートで8戦6勝、2着2回とほぼパーフェクトな戦績。根岸Sで重賞も勝っていて、短距離なら能力はダート界でもトップクラスだ。行きたがるところもあるので、今回は1600mがカギになりそうだ。克服して重賞2勝目なるか。対するはこの条件が得意なペリエール、重賞3勝のペイシャエスなど。
■デイリー杯2歳Sでロヴィーサの無傷連勝なるか
京都11Rは芝1600mのデイリー杯2歳ステークス(GII)。ロヴィーサの初戦は好位から内を突いて鋭く伸びて快勝。まだ粗さはあるが、力強い走りで素質を感じさせた。ここで無傷連勝なるか注目が集まる。対するは未勝利戦で内の狭いところを割る根性と鋭さを見せたランフォーヴァウ、強敵相手に揉まれた経験が生きそうなローレルオーブなど。
■京都JSでアサクサゲンキが重賞3勝目を狙う
京都8Rは障3170mの京都ジャンプS。アサクサゲンキはこれまでにジャンプ重賞を2勝。ここに入れば実績上位だ。休み明けの前走を叩かれて今回のメンバーなら好走が期待される。障害重賞3勝目なるか。対するは前走の清秋ジャンプS勝ち馬のスマイルスルーなど。
■奥多摩Sでセントメモリーズが連勝を伸ばすか
東京10Rは芝1400mの奥多摩S(3勝)。セントメモリーズは昨年のファンタジーSで4着の後は休養。6月の1勝クラスで復帰戦を勝つと、続く2勝クラスでも強い競馬を見せて完勝。素質は高く、ここも勝って3連勝でのオープン入りなるか。対するは2走前にセントメモリーズに敗れたが、前走の2勝クラスで圧勝してリベンジを挑むサトミノキラリ、休み明けを叩かれたリサリサなど。
■室町Sでクロジシジョーがオープン3勝目を狙う
京都10Rはダート1200mの室町S(OP)。クロジシジョーは堅実な末脚を武器にダートグレード競走で好走。前走の東京盃は不発だったが、メンバーもかなり強かった。今回のメンバーなら力上位で、差し切りまで十分ありそうだ。対するは前走が不発も3連勝でオープン入りしていたエスカル、連勝でここへ臨むヒビキなど。
■オキザリス賞でベンヌが連勝を狙う
東京9Rはダート1400mのオキザリス賞(2歳・1勝)。ベンヌはいかにもダート馬という筋骨隆々の好馬体。初戦はハナを切って良馬場で1分24秒4の好タイムで圧勝。上積みも大きそうで、連勝なるか。対するは持ち時計上位のルークススペイ、初戦が強かったポールセンなど。
■新馬戦で高額馬・良血馬が続々デビュー
東京で2鞍、京都で2鞍、福島で1鞍の新馬戦。芝1600mの東京6Rでは17年ヴィクトリアM覇者アドマイヤリードの半妹にあたるカピオラがデビューするほか、京都5RではGI馬メイショウマンボの仔メイショウイチモンが横山典弘騎手を背に初陣を迎える。さらにセレクト高額馬もスタンバイ。東京6Rの1億6000万円馬マイクインダム、京都5Rの2億9000万円馬アスクセクシーモアの走りにも注目したい。
■節目の勝利までわずか
川田将雅騎手はJRA通算2100勝まであと2勝、本日は東京で5鞍に騎乗する。岩田康誠騎手はJRA通算1800勝まであと2勝、本日は東京で7鞍に騎乗する。
■川須栄彦騎手のバースデー
9日は川須栄彦騎手の33歳のバースデー。当日は京都で2鞍に騎乗する。
■堀宣行調教師、石毛善彦調教師のバースデー
9日は堀宣行調教師の57歳のバースデー。当日の管理馬は東京と京都で1頭ずつスタンバイ。また、石毛善彦調教師も70歳のバースデー。当日の管理馬は東京で1頭、福島で2頭がスタンバイしている。