不倫する気は全く無くても、危うく不倫の一歩手前まで行ったという人は意外といるのではないだろうか。投稿を寄せた30代女性も過去にそうしたことがあったようで、
「不倫など私には関係ない、と思っていたのですが……」
と自身の体験を打ち明ける。相手は「学生時代、半年付き合っていた彼」だった。大学のサークルの集まりで再会したことがきっかけだった。(文:天音琴葉)
「そんなことを言う人ではなかったのですが……」
彼について、女性と同棲していたが別れたと風の噂に聞いていたため、フリーだと思い込んでいた。そのため「このあと食事でも」という誘いに乗ることにした。
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久しぶりの再会で会話が弾んだのではないだろうか。食事を取り終えると、彼に「改めて付き合って」と告白され、その次のデートではホテルに誘われたという。二度目の交際とあって展開が早かったようだ。だが部屋に入ると、彼の口から衝撃の告白が飛び出した。
「ホテルインしてから、実は結婚していると聞かされたのです。『1人の女じゃ満足できないんだよね』と、訳のわからんことまでほざいていました。そんなことを言う人ではなかったのですが、変わってしまったのか、これが本性だったのか」
と、ひどくショックを受けるも「逃げよう」と気を取り直した投稿者。だが、そこは「いわゆるインターチェンジ付近の、人気のないところに建っている」というホテル。おそらくラブホテルだったのだろう。
「車で追いかけてこられたら大変」と思い、一芝居打つことに。
「急に気持ちが悪くなったふりをし、トイレにこもって、嗚咽や嘔吐っぽい声を出しまくり『ごめん、今日は無理』と、病人になり、脱出に成功」
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「半年くらいは、奥さんから慰謝料請求の封筒が来ないか不安でした」
こうして不倫は未遂で終わったものの、彼の誠意のない行為に釈然としなかっただろう。
「これは不倫にあたるのではないか、してしまったのかと考えると悔しく、LINEでその彼に『既婚であることを隠してデートに誘うような人とは思わなかった。奥さんに申し訳ないから2度と連絡してこないで』と送信。ブロックしました」
結果、何事もなかったとは言え、既婚者とホテルに入ったことで、罪悪感に苛まれるようになる。まじめな性格なのだろう。
「万一奥さんから連絡があっても、既婚とは知らず、関係は持ってないと言い張るつもりでした。実際嘘ではありません。それでも半年くらいは、奥さんからいきなり慰謝料請求の封筒が来ないか不安でした」
今もこの体験がトラウマになっているようで、「デートの際には戸籍か独身証明書を持参していただきたい」と思いを吐露した。
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元彼や元カノに再会し、不倫に発展することもあるようだが、おそらくほんの一握りで、多くの場合は投稿者のように「変わってしまった」と幻滅するに違いない。思い出のなかに留めておいた方がいい。
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