ジャック・ドーシー氏のBlock（旧Square）、TIDALとTBD縮小へ

　Twitter（現X）の共同創業者、ジャック・ドーシー氏が率いる米Block（旧Square）は11月7日（現地時間）、第3四半期（7〜9月期）の業績を発表した。ドーシーCEOは株主向け書簡で、音楽ストリーミングサービスTIDALとビットコイン関連事業TBDの縮小を発表した。これにより、リソースをビットコインマイニング事業とハードウェアウォレット「Bitkey」に集中させ、投資を強化するとしている。

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　TIDALは、音楽プロデューサーでラッパーのJAY-Z（ジェイ・Ｚ）ことショーン・カーター氏が2015年に立ち上げた音楽ストリーミングサービス。2021年にSquare（当時）が株式の過半数を買収し、傘下に収めた。

　TBDはBlockの暗号資産部門で、Web3を超える「分散型Webプラットフォーム」の「Web5」を掲げ、オープンでアクセスしやすい金融システムの構築を目指していた。

　Blockの同四半期の総売上高は前年同期比6％増の59億8000万ドル、純利益は2億8400万ドル（1株当たり45セント）だった。ビットコイン収入を除いた売上高は35億5000万ドルだった。