セリエA第12節が9日に行われ、ユヴェントスとトリノが激突した。
ここまで思うような結果を残せていない6位ユヴェントスと10位トリノによる“トリノ・ダービー”は、ホームのユヴェントスが主導権を握る。すると18分、左サイドを駆け上がったアンドレア・カンビアーゾがボックス内に侵入してシュート。これは相手GKに阻まれたが、ゴール前に溢れたボールをティモシー・ウェアが押し込み、ユヴェントスが先手を奪った。
その後もより多くのチャンスを作り出したユヴェントスは84分、右サイドでボールを持ったフランシスコ・コンセイソンのクロスにファーサイドのケナン・ユルディズが頭で合わせて加点。そのまま2−0で勝利したユヴェントスがダービーを制し、暫定ながらセリエAの2位に浮上した。
また、チャンピオンズリーグでレアル・マドリードに勝利し、勢いに乗るミランは敵地でカリアリと対戦。試合開始直後にカリアリが先手を奪うも、ラファエル・レオンの2ゴールにより前半のうちにミランが逆転する展開に。後半の立ち上がりに同点ゴールを許したが、途中出場したFWタミー・アブラハムのゴールで再び勝ち越すことに成功する。
しかし、試合終盤の89分、ガブリエレ・ザッパにこの日2点目となるゴールを奪われ、試合は3−3というスコアで終了。勝ち点1の上積みにとどまり、7位という順位に変動はなかった。
■試合結果
ユヴェントス 2−0 トリノ
カリアリ 3−3 ミラン