「一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、マイナー契約からはい上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」
11月9日、ロッテ・佐々木朗希投手(23)について球団は、ポスティング(入札)によるメジャー球団への移籍を容認すると発表した。
「11月5日にも、同じくポスティング移籍を目指していた阪神・青柳晃洋投手(30)に、球団が認めると発表したばかり。またここ数日、全米記者協会のメジャー担当記者がXで佐々木の動向についてポストする機会が急増していました。25歳未満でのポスティング移籍の場合はまずはマイナー契約からのスタートとなりますが、今後は佐々木投手の動向から目が離せなくなるでしょう」(メジャーリーグ関係者)
夢実現へ前に進みだした佐々木は「入団してからこれまで継続的に将来的なMLB挑戦について耳を傾けていただき、今回こうして正式にポスティングを許可していただいた球団には感謝しかありません。ロッテでの5年間はうまくいかなかったことも多かったですが、どんな時もチームメート、スタッフ、フロント、そしてファンの皆様に支えられながら、野球だけに集中してここまで来ることができました」と球団へ感謝の意を表した。
入団時は投手コーチとして、その後は監督の立場から佐々木投手の成長を見続けた吉井理人監督(59)も「チームとしてはもちろん、とても痛いです。ただ自分もアメリカでプレーをした事があるので気持ちはものすごくわかります。そして若い今、チャレンジしたいという気持ちも分かります。未完成な部分は正直、まだまだありますが、アメリカで自身を磨き、さらにレベルアップすることも出来るのではないかとも考えます」とエールを送った。
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球団としては大きな損失と言えるが、ポスティング申請締め切りまでまだ1カ月ほどある中で、早めに発表したのは、大きな理由があるという。
「11月17日にZOZOマリンスタジアムでロッテのファン感謝デーが開催されますがそこに佐々木投手も出席します。来年移籍してチームにいなければ、これまで大量に発注した彼のグッズを一気に売らなければなりません。いわば“在庫一掃セール”を仕掛けられる最初で最後の機会になるのです。そのため、ファン感謝デー前の発表になりました」(球団関係者)
佐々木投手の個人グッズ売り上げは常に上位に入っており「球団は収入的にかなり助けられていた。移籍したら『ありがとう朗希!』グッズでもうひと儲け企む話も」(前出・球団関係者)あるとか。彼の夢を応援するファンで盛況になりそうだ。
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