バルセロナは11日、同クラブに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルとポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキのメディカルレポートを発表した。
ヤマルについては、今月6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節ツルヴェナ・ズヴェズダ戦(○5−2)にフル出場していたものの、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』によると、同試合にて右足首を痛めていたという。10日に行われたラ・リーガ第13節レアル・ソシエダ戦(●2−5)は欠場し、状態に注目が集まっていた。
11日にバルセロナのトレーニング施設である『シウタ・エスポルティバ』にて実施された検査の結果、ヤマルは右足首にグレード1の損傷が確認されたという。全治までは2〜3週間を要する見込み。インターナショナルマッチウィーク明けの23日に予定されている第14節セルタ戦に間に合わない可能性もありそうだ。
この結果、ヤマルは11月のUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦うスペイン代表から離脱することが決まった。RFEF(スペインサッカー連盟)は同日付けで、ジローナに所属するFWブライアン・ヒルの追加招集を発表している。
レヴァンドフスキについては、前述のレアル・ソシエダ戦にフル出場したが、『ムンド・デポルティーボ』など複数の現地メディアは、試合後に腰を強打したことを伝えていた。ヤマルと同じく11日に検査の結果が明かされ、腰椎を痛めたことが確認されたという。全治までは10日間を要する見込みだ。
このケガにより、レヴァンドフスキもポーランド代表の活動には不参加が決定。ポーランドサッカー協会(PZPN)が同日付けで公式発表しているが、現時点で追加招集選手等は伝えられていない。
今季、ヤマルは公式戦16試合出場6ゴール8アシスト、レヴァンドフスキは公式戦17試合出場19ゴール2アシストを記録。ブラジル代表FWハフィーニャともに強烈な“トリデンテ”を形成し、ラ・リーガで首位を走るバルセロナを主に攻撃面で支えてきた。
インターナショナルマッチウィークによる中断期間が重なったことで、バルセロナの選手として欠場する試合はそれほど多くはならないと予想されることが、不幸中の幸いと言えるかもしれない。
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