FFF(フランスサッカー連盟)は11日、11月のUEFAネーションズリーグを戦うフランス代表のメンバー変更を発表。DFウェズレイ・フォファナ(チェルシー/イングランド)が負傷のため活動不参加となり、代わってDFバンジャマン・パヴァール(インテル/イタリア)が追加招集された。
大ケガに苦しんだ時期を乗り越えたフォファナは、エンツォ・マレスカ監督の下で不動のセンターバックに君臨。ここまで行われたプレミアリーグでは、出場停止となった第8節リヴァプール戦(●1−2)を除く、出場可能な全10試合にスタメン出場している。10日に行われた第11節アーセナル戦(△1−1)でも、イングランド代表DFレヴィ・コルウィルと“鉄板”のコンビを組み、フル出場していた。
今回、チェルシーから負傷に関する具体的な発表はないものの、フォファナはケガの影響でフランス代表の活動参加を見送ることになった。FFFの発表によると、ひざに違和感を覚えたためだという。長期離脱とはならず、大事をとっての判断だと予想される。
フォファナの離脱に伴い、ディディエ・デシャン監督は“レ・ブルー”にパヴァールを追加招集。現在28歳のパヴァールは所属クラブのインテルにおいて、今季ここまで行われた公式戦14試合に出場するなど主力の一角として活躍。フランス代表でも国際経験は豊富で、FIFAワールドカップロシア2018では右サイドバックの中心選手として“世界一”を経験しただけでなく、これまで国際Aマッチ通算で54試合出場5得点を記録しており、FIFAワールドカップ、EUROともに2大会連続でメンバー入りを果たしていた。
EURO2024を最後にフランス代表から遠ざかっていたパヴァールにとっては、これがおよそ4カ月ぶりの“レ・ブルー”復帰となる。
UNLで2大会ぶり2度目の優勝を目指すフランス代表は、最上位となるリーグAに身を置いている。グループ2の初陣ではイタリア代表に1−3で敗れ、黒星スタートとなったが、以降はベルギー代表とイスラエル代表を相手に3連勝を達成。現在はイタリア代表に次ぐ2位につけている。
2024年最後の国際Aマッチとなる11月シリーズでは、14日にイスラエル代表をホームに迎えた後、17日には敵地でイタリア代表との“リベンジマッチ”に臨む。
【ハイライト動画】フランス代表、10月シリーズはアウェイで2連勝