マンチェスター・ユナイテッドは11日、ルート・ファン・ニステルローイ暫定監督がクラブを去ることを発表した。
先月下旬にエリック・テン・ハフ監督の解任を発表したマンチェスター・ユナイテッドは、今月1日にスポルティングを率いていたルベン・アモリム監督を招へいしたことを発表。同監督は11日からチームの指揮を執ることになり、合流するまでの間は、コーチを務めていたファン・ニステルローイ氏が暫定監督を務めていた。
ファン・ニステルローイ氏は暫定監督として、初陣のカラバオ・カップ4回戦でレスター・シティに勝利すると、プレミアリーグ第10節ではチェルシーと引き分け、ヨーロッパリーグのPAOKテッサロニキ戦では2−0で勝利。そして、直近のプレミアリーグ第11節もレスター・シティを3−0で下し、リーグ戦3試合ぶりの勝利に導いた。率いた公式戦4試合で3勝1分無敗という成績を残して、後任のアモリム監督へバトンを渡すことになった。
そして、約束の日である11日を迎え、アモリム監督がマンチェスター・ユナイテッドに合流。これまでテン・ハフ監督のもとでコーチを務めていたファン・ニステルローイ氏が、今後アモリム監督のもとでコーチに戻るのか、去就に注目が集まっていた中、11日にクラブはファン・ニステルローイ氏が退団することを発表した。
退団の公式声明では、「ルートはこれからもずっとマンチェスター・ユナイテッドの伝説であり続ける」という言葉とともに、「彼の貢献と役割への取り組み方に感謝しています。オールド・トラッフォードではいつでも彼を大歓迎します」と同氏への敬意を綴った。
なお、このタイミングでレネ・ハケ氏、イェレ・テン・ラウウェラール氏、ピーター・モレル氏の3人がクラブから離れることも併せて発表されている。