たった20時間で「美女と野獣」のプリンセス・ベルのドレスを制作する動画がYouTubeで話題になっています。1日足らずで作ったとは思えないほど豪華なドレスに注目が集まり、動画は記事執筆現在までに8万7000回以上再生されました。
動画を投稿したのは、韓国のYouTuber「SAIDA」(@SAIDADD)さん。これまでにも数々の美しい自作ドレス姿を披露してきたSAIDAさんが今回制作したのは、東京ディズニーリゾートで11月7日まで開催していたスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」で仮装をするための「美女と野獣」ベルのドレスです。
動画冒頭、何やら慌ただしい様子を見せるSAIDAさん。さまざまなアクシデントが重なり、出国が明日に迫ったタイミングまでドレス制作に着手できなかったことを伝えます。制作に費やせる時間は、なんと20時間しかないとのこと。SAIDAさんはカゴいっぱいの生地を手に取り、早速作業に着手します。
今回は、定番の鮮やかなイエローカラーのドレスではなく、落ち着いた印象のシャンパンゴールド系の生地を使用することに。しかし、胸元にあしらうために用意したレースはホワイトだったため、染色剤を調合して染めるところから始めます。そ、そこからやるの……!?
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ふんわりとケーキのように広がるスカートの形をイメージしながら、トルソーにラップとマスキングテープを巻き付けて型紙を作ります。これを生地や染めたレースに合わせてざくざくとカットし、アイロンで接着芯をつけていきます。
慣れた手つきで手早くミシンで縫ったら、ドレスの形を固定するためのボーンを差し込んだり、背中のレースアップ用にホールを開けてハトメを打ち込んだりして、上半身のメインとなるビスチェ部分が完成しました。一度でアンティーク風の美しい色合いに染まった胸元のレースが、上半身の華やかさを引き立てています。
さらに、大胆に紙をあてて型を取ったオフショルダー部分を縫い付け、造花にスパンコールがきらめくシフォン生地を足して華やかにしたものを複数作成。さらに、ドレスと同じ色のサテンのグローブをあっというまに制作しました。
スカートを作り始めたころには、残り時間がたった3時間しかありませんでした。頭をフル回転させて作業を進めたSAIDAさんは、ひたすらミシンをかけ続けてなんとか出国までにドレスが完成! サテン素材のシャンパンゴールドをベースに、スカート部分にはレース素材のたっぷりとしたドレープがあしらわれた一着は、アニメーションや実写映画とは異なる印象ながら“ベルらしさ”が随所に詰め込まれたゴージャスな雰囲気です。
SAIDAさんは、東京ディズニーランドを仮装姿で満喫する様子も公開。園内で本物のベルとのグリーティングを楽しむ姿に笑顔がこぼれます。
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さらに、帰国後はドレスを2度アップデート。急いで作ったために気になっていた部分を修正し、再度着用してプリンセスになりきった姿を披露しています。
動画には多くの反響が集まり「これを20時間で……」「20時間しかないのに“染め”から始めるのが本当にすごいです」「ドレス制作タイムアタック」と短時間で作り上げた技術と根性に驚く声や、「うわー、とてもきれいです!」「レジェンドドレス……完全な王女です」「本物のプリンセスだ!」とときめく声が寄せられています。
※画像はYouTubeチャンネル「SAIDA」(@SAIDADD)から引用
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