ポルトガルサッカー連盟(FPF)11日、ポルトガル代表に選出されたMFマテウス・ヌネス(マンチェスター・シティ/イングランド)とFWペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング)の負傷離脱を伝えるとともに、MFサム・コスタ(マジョルカ/スペイン)を追加招集することを発表した。
今回の発表によると、11月の代表シリーズでUEFAネーションズリーグ(UNL)2024−25の2試合を控えるポルトガル代表から、MFマテウス・ヌネスとFWペドロ・ゴンサウヴェスの2選手が、ケガにより離脱することが決定。これに伴い、MFサム・コスタを追加招集したとのことだ。
2000年11月27日生まれのサム・コスタは現在23歳。ラ・リーガで日に日に存在感を増している“狩人”は、ブラガの下部組織からトップチームデビューした後、2020年夏にアルメリアに加入。ボール奪取能力や危機察知能力でピンチの芽を摘み取る他、配球面にも優れており、ラ・リーガ初挑戦となった2022−23シーズンは、降格の憂き目に遭ったチームで傑出したパフォーマンスを披露した。結局、マジョルカへの移籍で“個人残留”となると、ここでもすぐさま主力として活躍。ハビエル・アギーレ前監督が指揮した2023−24シーズンは公式戦39試合に出場し、コパ・デル・レイ準優勝に貢献。ハゴバ・アラサテ監督が指揮する今シーズンも、出場停止となったアラベス戦を除き、全試合でプレーしている。
なお今回、サム・コスタの追加招集により、マジョルカが輩出した代表選手は『7』となった。左SBホアン・モヒカ(コロンビア代表)やFWサイル・ラリン(カナダ代表)、FWヴェダト・ムリキ(コソボ代表)などの常連組に加え、3年ぶりの招集を受けたGKドミニク・グライフ(スロバキア代表)や、MFロベルト・ナバーロ(U−21スペイン代表)らも代表戦士に。一方で、FW浅野拓磨はケガにより、日本代表への招集を見送られている。
先月のポーランド戦でわずかながら出場し、フル代表デビューを飾ったサム・コスタ。今月は15日にポーランド代表と、18日にクロアチア代表と対戦するが、自身の武器をアピールすることができるのだろうか。