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今夜12日(火)〜13日(水)未明、おうし座「北」流星群が見頃。広い範囲で流れ星が見られるチャンスです。各地の天気や観察ポイントは?
●おうし座「北」流星群が見頃
例年、10月・11月を中心に、9月から12月ごろまで長く活動を続けるおうし座流星群。おうし座流星群は、流星が四方八方に流れるその中心となる「放射点」が南と北に分かれており、それぞれ南群・北群と呼ばれています。
おうし座「南」流星群の極大(天体活動のピーク)は11月5日〜6日頃でしたが、今夜12日〜13日未明は、おうし座「北」流星群が極大を迎えます。
【おうし座北流星群 観察おすすめ時間帯】
13日(水)未明〜明け方
【月明りの影響】
天体観測には、月明かりの無い真っ暗な夜であることが望ましいです。おうし座「北」の極大のタイミングである11月12日〜13日未明にかけては、13日未明まで月明かりの影響を受けることになるため、未明〜明け方の観察が良いでしょう。
【1時間あたりの流星数】
最高の条件で観測できた場合、「北」も「南」も1時間に最大で2,3個程度の流星が観測できる可能性があります。今年はおうし座「南」流星群のほうが月灯りの条件が良いため、観測にはおすすめでしたが、おうし座「北」流星群もチャンスありです。
おうし座流星群の活動のピークは非常になだらかですので、極大の前後数日間にも観測のチャンスがあります。地域ごとの星空指数もチェックしつつ、好条件のタイミングを狙って観測してみてください。
【おうし座流星群の「明るさ」】
おうし座流星群は、流星の中でも特に明るい「火球(かきゅう)」と呼ばれる流星の出現する割合が高い流星群です。1時間に流れる流星の数自体はそれほど多くありませんが、流星が流れるスピードは他の流星群に比べると遅めで、火球を楽しみやすい点も人気です。
ひときわ明るい流星が夜空を飾るのを待ちながら、秋の夜長をゆっくり楽しんでみては?
●おうし座「北」流星群2024 観察ポイント
2024年のおうし座流星群を満喫するためのポイントを、時間・方角・場所・道具に分けて紹介します。
■15分は観察して
夜空を見上げて数分経っても流星が見えないからといってあきらめてしまうのではなく、最低でも15分間は観察を続けることをおすすめします。また、明るい屋内から屋外に出て観察する場合、目が暗さに慣れるまで時間がかかります。15分程度の余裕をもって観察を始めるようにしましょう。
■観察する方角
「おうし座流星群の放射点の方を見なくては!」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、観察する方角を気にする必要はありません。流星は放射点のある方向だけではなく、夜空のどこにでも出現するためです。空を広く見渡すほうが、より多くの流星を捉えやすくなります。月明かりが気になるときは、月のある方向を正面にしての観察は避けましょう。
■観察する場所
できる限り空が大きく見渡せる、開放的な場所を選びましょう。明るさに邪魔をされて流星が見づらくなることを避けるため、街灯など人工の明かりが少ない場所を選ぶことがポイントです。地域ごとの星空指数から確認できますので、ぜひ参考にしてください。
■準備する道具
準備しておくと便利なのは「星座早見盤」です。円盤に書かれた日付と時刻を合わせるだけで、そのときに見られる星座の位置を調べることができます。流星を待つ間に、星座早見盤で調べた星座や星を楽しむこともできます。
「上を向いたまま流星を長時間待つのは大変そう」と感じる方は、レジャーシートを用意しておきましょう。レジャーシートを敷いた上に寝転がれば、楽な姿勢で観測できます。一方、望遠鏡や双眼鏡を準備する必要はありません。望遠鏡や双眼鏡越しでは観察範囲が狭くなるので、むしろ流星を観察しづらくなってしまいます。おうし座流星群は、ぜひ肉眼で観察してみてください。
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●広い範囲で観察チャンス
13日未明〜明け方は、九州〜東北の太平洋側を中心に広い範囲で観察のチャンスです。山陰や北陸は雲が多く、北海道は日本海側を中心に雨や雪となりそうです。また、沖縄も曇りや雨となるでしょう。
観察出来る所も、未明〜明け方は冷えます。東北は南部の仙台でも10℃を下回り、青森など北部では5℃以下の冷え込みとなります。東京都心など関東でも15℃を下回り、長袖に厚手の羽織る物がないとヒンヤリ感じられます。暖かくして天体ショーをお楽しみ下さい。
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