大黒屋ホールディングスが、同社連結子会社である大黒屋がメルカリと業務提携を結んだと発表した。今年12月から、メルカリに出品されている商品を大黒屋が買い取る新サービスを開始する。
大黒屋は創業77年の古物商、質屋業で培った鑑定技術を基に、AI技術を使用した簡易査定システムを開発しており、同査定機能を有効活用できる異業種との業務提携を検討していた。一方メルカリは、個人間取引を中心としたマーケットプレイスを構築し、誰でもスマートフォン上で簡単に不要品を販売できる場を提供。従来の店舗やインターネットでの中古品売買における、来店の必要性や手続の煩雑といった課題の解決につなげた。しかし、メルカリ出品時の手間に悩む客がまだ多くいるという。このような両社の背景から、今回の業務提携が実現。メルカリのマーケットプレイスに出品される商品を大黒屋が買い取るサービスを通じ、リユース社会の実現へと寄与していく考えだ。
なお大黒屋ホールディングスは、同業務提携により買取在庫の増加が期待され、同社グループの中長期的な企業価値の向上に資すると考えているが、2025年3月期連結業績に与える影響は軽微と見込んでいる。
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