「106億円を熔かした男」こと、大王製紙の社長と会長を務め、カジノに自社の資金をつぎ込んで実刑判決を受けた井川意高(もとたか)氏(60)が13日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が元グラビアアイドルとの不倫を報じられて謝罪した件をめぐり、私見をつづった。
井川氏は11日の更新で「たかだか 愛人1人で ガタガタいうなよ」と書き出し、「オレなんて つねに 10人以上 いるわ 1週間が20日あったら いいなと思ってる くらいだわ」と記した。
また続くポストでは「だいたいさあ 愛人十数人と 子ども30何人も つくった 渋沢栄一を 一万円札に してんだろ? この国は」と私見をつづり、別の投稿では「だいたいさあ 不倫で 公的役職 降りなきやなんないなら 大王製紙時代 オレ 100回くらい 役員 辞めなきゃ だったぞ まあ 特捜一発で 辞めたけど」と書いた。
これらの投稿に対し「オチが強烈すぎる」「すごいカミングアウトですね」「ちょw」「オチの破壊力が激強い」「お元気ですなあ」「確かに渋沢栄一の評価には賛否がありますが、功績を重視した結果でしょうね」などとさまざまな反響の声が寄せられている。
井川氏は大王製紙の創業家に生まれ、筑波大付属駒場中高から東大法学部に進み、大王製紙に入社。42歳で5代目社長に就任も会長時代の10〜11年、カジノでの使用目的で子会社7社から総額106億8000万円を借り入れていた事実が発覚。会社法違反(特別背任)の容疑で逮捕され、12年に懲役4年の実刑判決により、16年12月まで服役した。
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出所後に書いた著書「熔ける 大王製紙会長 井川意高の懺悔録」がベストセラーになり、現在は自身のYouTubeチャンネルでも活動している。Xでは最近、自身がカジノにのめり込んだ「全盛期」の収支を再計算し、「約2兆円が負けた総額」と報告している。
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