秋の黄昏、平野の果てに沈みゆく夕日に向かって走る白犬の姿を映した動画が「X」に投稿されました。金色に染まる光景の中を走っていく小さな姿は、まるで映画の中の一場面のように美しく印象的です。
「何ともないいつもの夕方の散歩なんだども、庄内平野の夕焼けがきれいだったから、皆んなに見てほしいの〜。」
そんなつぶやきとともに動画を投稿したのは「福田シロップ」(@Sirop_Westie)さんのアカウントです。白犬さんのお名まえは「シロップ」くんといい、現在3歳9か月になるウェスティ犬(ウエストハイランドホワイトテリア)の男の子です。パパさんはギタリストの福田進一さん(@fukushinsanchan)、ママさんはデザイナーの上野華恵さん(@Buenoueno)というアーティストのお家にお迎えされたシロップくんは山形県の庄内町在住で、昨年夏に「庄内町ふるさと応援マスコット」に任命されました。
「みるだけで幸せな気持ちになりました ありがとう」
「夕焼けの色、草の色にシロップちゃんの白。素晴らしく美しく幸せな色です。」
「わあ〜ほんとに素敵です シロップちゃん楽しそう 癒やされました」
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その光景に心を打たれたひとたちからの声が届いています。
ともに自然を感じる幸せ
シロップくんのママさんである上野さんに愛犬についてお聞きしました。
――この日の気温や風向きは。
この日(10月5日)は気温20℃ぐらいだったと思います。風向きは南東で3mぐらいでした。
――とても楽しそうに散歩していますね。
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シロップは、とにかく自然いっぱいの道を歩いたり走ったりするのが大好き。1日2回、朝と夕方に散歩しますが、夕焼けのきれいな時間帯は、飼い主の気持ち良さがシロップに伝わって、彼もご機嫌なのかもしれません。
――夕日に向かって走っていく後ろ姿を見た時はどんな気持ちになりましたか?
愛犬の散歩を楽しむ後ろ姿は仕事の疲れを忘れさせ、そして自然を一緒に感じる幸せを味わうことができます。
「自分をしっかり持っている」
――シロップくんのチャームポイントは。
人もワンコもすぐにお友達になれるぐらいフレンドリー。優しくて、いつも家族に寄り添ってくれます。自分をしっかり持っていて、普段はあまりベタベタはせず、番犬として窓から外をしっかり見張ってくれています。でも甘えん坊の時もあって、夜は一緒のベッドで寝ています。
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「シロップ」という可愛らしい名まえをつけた理由については「真っ白でふわふわだから、シロップ。父さん(福田進一)が若い頃にパリに住んでいたので、フランス語で『sirop』です!」と話す上野さん。さらにふだんの呼び名については「フランス語の発音は『シロ』に近いので、通称シロと呼んでいます!」(上野さん)と教えてくれました。
また秋が深まりゆく昨今、愛犬との今秋の予定について上野さんにお聞きすると、「シロップはドライブが大好きなので、いつも一緒にお出かけしています。ワンコも泊まれる宿に、家族で遠出したいですね」と話しています。
(まいどなニュース特約・山本 明)