バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、同国代表から8名が離脱したことについて言及した。13日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
UNLリーグB・グループ2でここまで3勝1敗・勝ち点「9」の成績を収め、ギリシャ代表に次ぐ2位につけているイングランド代表。今月に控えるアウェイのギリシャ戦およびホームのアイルランド戦に向けて、リー・カーズリー暫定監督は現地時間7日にメンバー26名を発表した。
しかし、11日にはトレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)、レヴィ・コルウィル、コール・パーマー(ともにチェルシー)、フィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ(ともにマンチェスター・シティ)、アーロン・ラムズデール(サウサンプトン)、デクラン・ライス、ブカヨ・サカ(ともにアーセナル)の合計8名が代表を離脱することが決定。それぞれの詳細については明かされていないが、主に負傷が理由と報じられている。
そうしたなか、現地時間14日に控えるギリシャ戦の前日会見に出席したケインが相次ぐ離脱者について言及。国際Aマッチ通算100キャップを誇り、現在はキャプテンも務める31歳は「ガレス(・サウスゲート前監督)が代表でプレーする喜びを取り戻してくれた。どのキャンプであろうと、みんな来るのが楽しみで、常に代表でプレーしたいと思っていた。それが最も重要なことだ」と“前体制”を振り返りつつ、次のように持論を展開した。
「イングランド代表は何よりも大切なものだと思っている。所属するクラブよりもね。それがプロサッカー選手として最も重要なことだ。ガレスもそのことに熱心だったし、特定の選手の気持ちが離れ始めた時には決断を下すことを恐れなかった。今回は明らかに残念だよ。今はシーズンの中でも厳しい時期だし、それが少し利用されたのかもしれない。正直に言うと、あまり好きではないよ。代表は何よりも、どんなクラブの状況よりも優先されると思うからね」
なお、8名の離脱を受け、イングランドサッカー協会(FA)はモーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)、ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)、ジャラッド・ブランスウェイト(エヴァートン)、ティノ・リヴラメント(ニューカッスル)、ジェームズ・トラッフォード(バーンリー)の5名を追加招集している。