女子チャンピオンズリーグ(WCL)グループB第3節が13日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)FW浜野まいかが所属するチェルシー・ウィメンはセルティックと対戦した。
昨シーズンのウィメンズ・スパーリーグ(WSL/イングランド女子1部)覇者であるチェルシーは、第1節でレアル・マドリードを3−2、続く第2節でトゥウェンテを3−1で下して連勝発進。ここまで6試合を消化したWSLを含めて今シーズンの公式戦では全勝中と波に乗っている。3連勝を目指す今節はスコットランドの名門セルティックの本拠地に乗り込んだ。
序盤からチェルシーが主導権を握るなか、試合の均衡が破れたのは22分。ピッチ中央からの絶妙なスルーパスに抜け出したマーフィー・アグニューがGKとの1対1を冷静に沈め、ここまで連敗中のセルティックが先制に成功した。
失点からわずか6分後、反撃の口火を切ったのは浜野だった。最終ラインから丁寧にパスを繋いだチェルシーは、アギー・ビーバー・ジョーンズがスルーパスに抜け出しボックス内右へ侵入。ドリブルで縦に仕掛けてからマイナスへ折り返すと、走り込んできた浜野が右足ダイレクトで押し込みネットを揺らした。チェルシーが28分に試合を振り出しに戻す。浜野にとっては今シーズンの公式戦3ゴール目、WCLでの2試合連続ゴールとなっている。
攻勢を強めるチェルシーは32分、複数人が絡んだ見事な連携で左サイドを崩すと、ボックス内からのグラウンダーのクロスにエリン・カスバートが合わせる。これは相手GKの好セーブに阻まれるも、こぼれ球をアシュリー・ローレンスが押し込み、あっという間に逆転に成功した。
前半を1−2で折り返すと、後半もチェルシーが押し気味に試合を進めるも追加点を奪うことはできず。90+5分には浜野の先制点をアシストしたビーバー・ジョーンズが2枚目のイエローカードを提示された退場となるが、そのまま逃げ切り1点リードのまま試合を終えた。勝利したチェルシーは3連勝、敗れたセルティックは3連敗となっている。
【動画】浜野まいかが今季3ゴール目! チェルシーのWCL3連勝に貢献