サウサンプトンを率いるラッセル・マーティン監督が、日本代表DF菅原由勢について言及した。13日、イギリスメディア『デイリー・エコー』がコメントを伝えている。
名古屋グランパス、AZを経て今夏にサウサンプトンへ加入し、ここまで公式戦11試合に出場1ゴール1アシストをマークしている菅原。『デイリー・エコー』によると、チーム内3位のシュートチャンス創出数を誇り、ドリブル阻止数ではチーム内トップの成績を残しているとのこと。チームは第11節終了時点で勝ち点「4」の最下位に低迷しているが、24歳の日本代表戦士は初挑戦のプレミアリーグで存在感を放っている。
昨年夏からチームを率いるマーティン監督も、菅原の適応速度に感銘を受けているようだ。38歳の青年指揮官は「彼は素晴らしいプレーをしていると思うし、異なる文化と環境にも適応している」と前置きした上で、今夏の新戦力について次のように言葉を続けた。
「最初の数カ月間は家族がここへ来ていなかったが、彼がそれを乗り越えた方法は印象的だった。今は家族もここへ来たので彼は笑顔だよ。とにかくよく笑うね。彼のシーズンを少し混乱させたのは国際試合直後のレスター戦で負傷してしまったことだ。彼は(日本代表として)遠征することが多い。フレッシュでエネルギーを持った状態で帰ってくることは難しいが、彼は非常に良いプレーをしていると思う」
「我々にとって素晴らしい選手になるだろう。プレミアリーグでプレーする準備が整っているし、すでにチームに貢献している。エヴァートン戦では先発出場できず残念だったが、(途中出場で)大きなインパクトを残した。これからもその活躍を続けてほしい」
今月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選に臨む日本代表メンバーにも名を連ねた菅原。インターナショナルマッチウィーク後にはリヴァプール、ブライトン、チェルシー、アストン・ヴィラ、トッテナムら強豪との対戦が控えている。