アトレティコ・マドリードに所属するスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンが戦線復帰へ前進しているようだ。13日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
現在28歳のル・ノルマンはレアル・ソシエダでラ・リーガ屈指のセンターバック(CB)に成長し、昨年6月にルイス・デ・ラ・フエンテ監督の下でスペイン代表デビュー。今夏にはクラブのDF史上最高額となる最大3950万ユーロ(約65億円)でアトレティコ・マドリードに完全移籍で加入した。
新天地でもシーズン開幕当初から最終ラインの主軸として活躍していたル・ノルマンだが、現地時間9月29日に行われたレアル・マドリードとの“マドリード・ダービー”でフランス代表MFオーレリアン・チュアメニと接触して頭部を強打。後にクラブから硬膜下血腫を伴う外傷性脳損傷と発表され、以降は現在に至るまで欠場が続いている。
先月にはジムでのトレーニングを開始したことが報じられたル・ノルマンだが、この度復帰に向けて大きな一歩を踏み出したようだ。『マルカ』や『アス』によると、同選手は現地時間13日午前中に行われた全体トレーニングに部分合流したとのこと。ボールを使ったトレーニングは行われなかったものの、15分間に渡って芝生の上で体を動かし、その後はジムでの別メニューで調整を進めたという。
頭部の負傷には復帰までのプロトコルが存在しているため、具体的な復帰時期については未定。『アス』によると、復帰はインターナショナルマッチウィーク後の現地時間11月30日に控えるラ・リーガ第15節バジャドリード戦以降になる可能性が高いようだ。