「カセットガスストーブ」おすすめ3選 手軽に持ち運んで使える暖房器具!【2024年11月版】

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2024年11月14日 18:00  Fav-Log by ITmedia

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出典:Amazon

 「カセットガスストーブ」は、カセットコンロなどに使うのと同じカセットガスボンベをセットして使う暖房器具です。電気ストーブや灯油ストーブなどと比べ、持ち運んで使うのが簡単な点がメリット。キャンプなどアウトドアで使えるものもあり、防災用品としても役立ちます。

【画像】カセットガスストーブのおすすめを見る

 ここでは、カセットガスストーブを使うに当たって注意しておきたいポイントと、おすすめ商品を紹介します。商品選びの参考にしてください。

●カセットガスストーブのおすすめ|イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ マイ暖III

 カセットガス機器の大手メーカー、イワタニの屋内用カセットガスストーブ「マイ暖III」(CB-STV-MYD3)です。

 サイズは312(幅)×222(奥行き)×290(高さ)mm、重さ約2.6kg(カセットガス含まず)と小型軽量で、持ち運びやすさを重視したモデルです。

 点火後の立ち上がりが早く、約1分で暖が取れるのが特徴です。最大発熱量は1.0kW(目安は木造戸建住宅なら3畳まで、コンクリ―ト集合住宅なら4畳まで)と控えめですが、その分連続燃焼時間が約3時間20分(標準モード)と長いのがメリット。宅内のさまざまな場所に運んで使えるパーソナルなストーブです。

 実売価格(税込)は1万円前後から。

●カセットガスストーブのおすすめ|イワタニ カセットガスストーブ マル暖

 屋内と屋外の両方で使用できるイワタニのカセットガスストーブ「マル暖房」(CB-STV-MRD)です。暖かい空気が上に向かって放射する対流式ストーブなので、暖を取りながら天板にやかんを置いてお湯を沸かせます。

 屋内用カセットガスストーブに必要な安全装置を装備。風のある屋外(風速6m)でも利用できるので、キャンプや釣りなどで活躍してくれます。

 最大発熱量は約2.09kW(木造:5畳まで、コンクリート:7畳まで)。イワタニカセットガス1本で約1時間40分使用できるとしています。本体サイズは343(幅)×368(奥行き)×382(高さ)mm、重さ約4.5kg(カセットガス含まず)です。

 実売価格は約2万2000円から。イワタニが展開するアウトドアブランド「FORE WINDS」(フォアウィンズ)でも、ほぼ同じデザインで「MULTI HEATER」として販売されています。

●カセットガスストーブのおすすめ|センゴクアラジン ポータブル ガス ストーブ

 灯油ストーブ「ブルーフレームヒーター」で知られる英国発祥の「ALADDIN」(アラジン)と、その製造元である日本の暖房機器メーカー「千石」によるブランド「SENGOKU ALADDIN」(センゴクアラジン)の「 ポータブル ガス ストーブ」(SAG-BF02C)です。ブルーフレームヒーターをモチーフにした、おしゃれなデザインのカセットガスストーブです。

 炎を中央に集めるトルネードバーナーの搭載で、空間を効率良く、ふんわりと暖めてくれます。屋内のほか、屋外でも使えるデザイン性の高いカセットガスストーブとしてキャンパーにも人気です。

 発熱量は0.8kW〜2.0kW(連続燃焼時間は約1時間40分〜4時間20分)。サイズは330(幅)×335(奥行き)×386(高さ)mm、重さは約5.7kgです。別売りの専用カセットボンベは、低温時の屋外使用を想定したガスの配合になっています。

 本体カラーはレッド、グリーン、ホワイトと、アラジン公式サイト限定でブラックをラインアップ。アラジン公式サイト価格は3万4100円(税込)です。

●カセットガスストーブの注意点|安全面もチェックしよう!

 カセットガスストーブは、カセットコンロなどでおなじみの、液化したLPガスが入っているカセットガスボンベ(CB缶)を使い、ガスを燃焼させることで暖める暖房器具です。

 コンパクトかつ軽量なものも多く、コードレスなので持ち運びも容易です。ただし、1本のカセットガスボンベで暖房できる時間は数時間程度なので、メインの暖房器具として使うよりは、脱衣所やリビングの足元など、スポット的に温めたい場所にさっと運んで気軽に使うのに向いています。

 注意しておきたいのは低温に弱いこと。カセットガスストーブを販売するイワタニによると、カセットボンベ(ブタンガス)の特性により、気温が10度を下回ると気化しにくくなり、5度以下になるとほとんど気化しなくなるため、使用できないとしています。このため、ガスの成分を変更することで低温への対応を強化したガスボンベも販売されています。

安全装置もチェック 「屋内用」「屋外用」の違い

 「屋内用」と表示されているカセットガスストーブには「転倒防止装置」「立ち消え安全装置」「不完全燃焼防止装置」の装備が法的に義務付けられており、転倒による火災や一酸化炭素(CO)中毒などの事故を防止しています。

 「屋外用」ストーブには不完全燃焼防止装置が義務付けられておらず、屋内では使用できません。また「屋外用」ストーブは、安全性が確認されていることを示す「PSLPGマーク」が本体に貼付されたものでなければ、2020年6月1日以降は販売が禁止されています。ショッピングサイトなどで安価な海外製品が販売されていることもありますが、こうした安全装置や安全基準についてもチェックしましょう。

 また、過去には、屋外用カセットガスストーブをテント内で使用したことで一酸化炭素(CO)中毒による死亡事故も起きています。イワタニは「テントのような狭い密閉された空間で、燃焼器具を使用されますと、酸欠や一酸化炭素中毒で死亡など重大事故となるおそれがありますので、絶対におやめください。(屋内用・屋外用を問わずご使用できません)」と呼び掛けています。

 手軽で便利なカセットガスストーブですが、メーカーの説明をよく読み、安全に使用しましょう。

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