宮崎駿さんの初監督作品として知られるテレビアニメ「未来少年コナン」が、YouTubeチャンネル「日本アニメーション・シアター」で期間限定で無料配信中です。日本アニメーション創業50周年記念の一環で、執筆現在第1話〜第3話が配信されており、以降水曜日20時に3話ずつ配信される予定(全26話)。
●1978年に放送されたNHK初の国産セルアニメ
米作家アレグザンダー・ケイのSF小説『残された人々』を原作とする同アニメは、磁力兵器を使った最終戦争により地球の地軸が狂い、文明が崩壊した大変動から20年後、孤島「のこされ島」でおじいさんと2人で暮らしていた少年コナンが、砂浜で打ち上げられていた少女ラナを発見したことから始まる物語。1978年にNHK初の国産セルアニメとして放送されました。
「フランダースの犬」「赤毛のアン」などで知られる日本アニメーションが製作し、宮崎さんは監督・シリーズ構成を担当。キャラクターとメカデザインは宮崎さんと大塚康生さんが手掛けています。主人公・コナンの声は小原乃梨子さん、ラナは信沢三恵子さん。
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アニメスタイル編集長の小黒祐一郎さんはX(Twitter)で「若き日の宮崎駿が才能と情熱を注ぎ込んだ大傑作TVアニメ。まんが映画的な楽しさとリアリティの両立も素晴らしい。本作を宮崎の最高傑作と評するオールドファンも多い。全26話で全てを描き切って見事に完結している点も今の目では新鮮であるはず」とおすすめポイントを挙げています。
また、当時スタッフだったアニメ監督の大地丙太郎さんはXで「未来少年コナン新人撮影スタッフ時はラッシュも初号もオンエアも観られなかったんです。忙しすぎて。当時出たばかりの家庭用VTRベータマックスを会社が買っててオンエアは録画してた。だいぶオンエアがされてから初めて会社でコナン観てぶっ飛んだんですわ」と製作秘話を投稿しています。
●オリジナルの画面比4:3に喜ぶ声も
さらに、YouTubeのコメント欄では「オリジナルの4:3画面で配信、とてもうれしいです!」「16:9に引き伸ばされておらず、作品オリジナルの印象そのままで最高です!」と、数年前にNHKで再放送された際の画角との違いを喜ぶ声も上がっています。
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