生後1カ月の女児殺害の疑いで父親逮捕　容疑を否認　大阪府警

　生後1カ月の女児に暴行して死なせたとして、大阪府警は15日、実父で無職の宮田慎司容疑者（42）を殺人の疑いで逮捕した。「自分は暴力をするタイプではないし、あんな小さな子に暴力を振るって死なせることはしません。殺意もありません」と容疑を否認している。

　逮捕容疑は10月13日、大阪市内の自宅で女児に何らかの方法で暴行を加え、翌14日に死なせたとしている。女児は頭部を負傷しており、司法解剖で死因は外傷性くも膜下出血による低酸素脳症と明らかになった。

　府警は頭蓋骨（ずがいこつ）が未発達の乳児に強い衝撃を加えれば死ぬかもしれないという、「未必の故意」による殺意があったと判断したとみられる。

　容疑者は10月中旬に自宅で長男の顔にけがをさせたとして、傷害容疑で10月14日に逮捕された。府警が女児への暴行についても調べていた。【林みづき、斉藤朋恵】