現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住69歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:69歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:550万円
現在の資産:預貯金700万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金8年、厚生年金30年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):3万2142円老齢厚生年金(厚生年金):10万8254円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「病気で通院すると生活ができない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「この金額では将来、病気で通院などすると生活ができないからです。また、食材なども高騰していて今でもギリギリの生活です」と語っています。
ひと月の支出は約「10万円」。年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。
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「自炊して贅沢をしないようにしています」
年金で足りない支出については「貯蓄の切り崩し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「なるべく安い食材で、自炊するようにして贅沢をしないようにしています」と節約をしているとのことです。
「とにかく病気をしないように気をつけています」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「若いときは、趣味などに結構お金をかけていて、車や旅行などに結構使い過ぎていて、その分を貯蓄に回すなどしていれば良かったかなと思います。また、何か投資などの勉強をしていれば良かったかなと思います」と回答。今の生活については「とにかく病気をしないように気をつけています。通院や入院などすると、お金が心配で不安になります。とにかく不安でいっぱいです」とコメント。
いっぽうで「お友達と喫茶店に行ったり、カラオケに行ったりしているのが唯一の楽しみになっています」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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(文:あるじゃん 編集部)