朝市で見つけた5円の魚を使って料理を作る動画が、YouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」に投稿されました。動画は記事執筆時点で125万回以上再生され、1万3000件を超える高評価を獲得しています。
投稿したのは、さまざまな海産物をさばいて調理する様子を動画で公開しているYouTubeチャンネル「きまぐれクック」のかねこさん。かねこさんは以前、青森県まで「大間のマグロ」を釣りに行く姿が話題となりました。今回は、予算1000円で朝市で魚を買って調理する恒例の企画です。
朝6時、三河一色さかな村(愛知県西尾市)の朝市にやって来たかねこさん。当日一色港で水揚げした地の魚介の他、観光魚市場やスーパーでは見かけない珍しい魚が売られていて、魚好きの人に人気の市場だそうです。そろそろ秋の魚にも期待しているかねこさん、予算1000円でどんな魚を購入できるのでしょうか?
会場にところせましと並べられたケースにはどれも新鮮な魚がたくさん! そして、驚くような安さで売られています。
|
|
買いたいけど予算オーバーなのでしばし悩んだのが地物のブラックタイガー。この大きさで2000円を逃すのは惜しいとのことで、別予算で買うことに。その代わり、1000円企画は500円企画に変更です。
かねこさんが並ぶ魚を見ながら思いついたのは「かまぼこ」作り。そこでかまぼこ用に200円のヒメと300円のエソを購入し、帰ろうとしたそのとき! かねこさんの目に飛び込んできた「5円」の文字。5円の魚に吸い寄せられるように近付くと、お店の人から「良かったらあげるよ?」の声が……。せっかくなので5円の魚も買って帰宅しました。
今回買ったヒメとエソは、“身はおいしいが骨がやっかい”と言われている魚で、一般的な魚屋さんで見ることはほとんどないのですが、実は高級かまぼこの原料として、特にエソは有名なのだとか。
魚を下処理し、3枚におろしたら腹骨と皮を引き、氷水で洗って臭みをとります。かまぼこの形にするための竹は、知人が許可してくれている竹林に切りに行き、自分で割って作りました。
先ほどの魚に調味料を加えをフードプロセッサーですり身にし、卵白、酒とみりん、長いもを加えて、再度フードプロセッサーにかけたら、最後はすり鉢に移し、細かい骨もできるだけ砕いていきます。
|
|
できあがったすり身を竹に詰め、ラップをかけて成形し1日熟成。思い切って買ったブラックタイガーにはすり身を巻き付け、一緒に蒸せば……2種類のかまぼことブラックタイガー巻きの完成です!
実際に食べてみると骨はそれほど気にならず、かめばかむほど出汁が出て来て、かなりおいしく、中でもエソで作ったかまぼこが1番おいしいと感じたかねこさんは「5円の魚とは思えないですよ?」と満足そうです。
動画には「世界一朝市に行きたくなる動画」「釣り人としてはこういった雑魚シリーズがとても楽しみです」「添加物、保存料がゼロの蒲鉾、練り物、、最上級の贅沢じゃんか!!!!」といった声の他に、「すり鉢作ってるものです! すり鉢大中小全部使ってもらってありがとうございます!」「蒲鉾メーカーに勤めてます。エソ100%で作った蒲鉾は、マジでうまいですよ! ちなみに蒲鉾がいちばん美味しく感じる厚さは、12mmです」と業界関係者からのコメントも寄せられています。
この他にも、かねこさんが海産物を使っていろいろな料理にチャレンジする様子は、YouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」で公開しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」さん
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。