現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住75歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:75歳男性同居家族構成:本人、妻(74歳)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金4100万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金38年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):19万4000円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金15万2000円、個人年金共済約5万3333円
配偶者の年金や収入:老齢年金70万円(年額)、個人年金共済64万円(年額)
「ゆとりある年金生活ができている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「十分ゆとりある年金生活ができている」と語っています。
ひと月の支出は約「40万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
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「年間50万円ほどの預金ができている」
年金で足りない支出はないそうで、むしろ「年間50万円ほどの預金ができています」という投稿者。年金生活においては「通信代などの固定費用を少なくする」など節約を意識している様子です。
くわえて、買い物は「なるべく安く、長持ち、コストパフォーマンス重視」を心掛けているとあります。
「40歳からシミュレーションして資産運用」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「40歳から収入支出の予測をエクセルで作り、シミュレーションして資産運用しました。まあまあです」とあり、お金に関する後悔はない様子。ただ目下の心配事といえば、「老化が進み判断能力が低下することです。特殊詐欺や投資詐欺が人ごとだとは思えません。先日亡くなった兄が(詐欺に)引っ掛かり自分も心配です。対策を教えてほしい」とコメント。
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(文:あるじゃん 編集部)