【写真】大塚明夫、初共演の相葉雅紀は「皮膚感覚としていい人」 舞台あいさつの様子
温かい拍手に包まれるなか、相葉雅紀、大塚明夫、まんきゅう監督が登壇し、舞台あいさつがスタート。相葉は「本日は皆さんお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。モルカーの世界に自分が関われて、ものすごく光栄な気持ちです。僕の小学生の時の夢が社長になることだったので、CEO役で夢が叶いました! 子どもたちも夢を大切に!」と喜びの思いを語りながらあいさつ。
大塚も「私の小さい時の夢は、自動車で色々なところに行ってみたいなと思っていたので、この映画でまさに夢が叶いました」と続き、まんきゅう監督も流れに乗り幼い頃の夢を語る流れに。監督は「小学校の時の夢は弁護士になりたくて、誰かを助けられるような、役に立つような仕事がしたいなと思ってました。今は巡り巡ってアニメを作ってるので不思議なものなんですが」と、3人で息ぴったりのあいさつを述べた。
いよいよ公開が迫る本作について、相葉は「モルカーの世界はすごく壮大。大冒険なので、いろんなところに行きますし、それこそ宇宙へも行きますしね。絶対に子どもたちはドキドキワクワクするでしょうし、大人が見たら裏に隠されたテーマにハッとさせられる部分もあるんじゃないかなと思います」と親子で楽しめる作品であることをアピール。
続けて大塚は「映画館の音響と大きなスクリーンで見れるということは集中を余儀なくされるので、壮大な世界に没入できるという楽しみがありますね。その中で奇想天外な大冒険をお楽しみください」、まんきゅう監督は「今日が初めてお客様にお披露目する場なので、どんな反応があるかすごくドキドキしながらもワクワクしています。本作はCGアニメですけど、原作のストップモーションのアニメをCGで完全再現しようというテーマのもと、チーム一丸となって作ってきたので、原作のモルカーらしさというか、ハチャメチャな感じとか可愛い感じとか、バタバタした感じとか、皆さんに届くといいなと、ものすごく願っています」とそれぞれの想いを語った。
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本作のオファーを受けた相葉は「僕でいいんですか?って。新しい挑戦をさせていただけるという喜びとともに、新しいことをやるという大きな覚悟が必要だなと思ったんですけど、モルカーの世界も好きでしたし、お話をいただけたことがすごく嬉しかったので、ぜひ全力でやらせてください。ということで、やらせていただきました。CEOはちょっとクレイジーなところもあるので、それこそ、まんきゅう監督にご指導いただきながら挑戦させていただきました」と明かす。
大塚は「モルカーは見て知っていたので、僕は何をすればいいんだろう?と。まさかプイプイ言うのかなと思って(笑)、ちょっとドキドキして怖かったんですけど、普通にセリフを言う役なのでちょっと安心しました」と振り返り、笑いを誘う場面も。
そんな2人の声についてまんきゅう監督は「2人ともすごく素敵で、大塚さんのドッジのドライバーは観客と一緒にモルカーと冒険をすると言うある意味ナビゲート役。なので、大塚さんのお声やお芝居を聞くと、もう絶対大丈夫だよって安心感がありつつ、冒険ができてすごく有り難かったです。お子様もご覧になるので、絶対にドッジのドライバーがなんとかしてくれるって期待しながらドキドキしていただけるといいなと思います。そして相葉さんはもちろんテレビで拝見していて、とても色っぽくて素敵な声の方だなとずっと思っていたんですけど、思った以上に実直で、真っ直ぐで、生命力に溢れたお芝居をされていて。当初、CEOはもう少し落ち着いた大人のイメージだったんですけど、相葉さんの最初のテストでお芝居を聞かせていただいた時に、これが正しかったんだって、そういう気持ちにさせていただいた」と話す。さらに「先ほどCEOはクレイジーなんて話もありましたけど、真っ直ぐすぎてクレイジーに見えるというお芝居感が本当に素敵で、一声聞いた時にスタッフみんなでガッツポーズしました」とアフレコを振り返った。
また、本作が初共演となる相葉と大塚。お互いの印象について聞かれると大塚は「皮膚感覚としていい人だなって言うのがすぐ分かって」と相葉も「昨日一緒にご飯食べましたもんね」と仲の良さをうかがわせつつ、「本作では(演技の)掛け合いはできなかったんですが、他の現場でがっつり掛け合いもさせていただいて。とりあえず飛び込んでいけばその世界に引っ張ってくれるという安心感と、声だけじゃないところがやっぱりすごいんですよね。声だけで背景が見えてしまう。お芝居もとても好きですし、一緒にいてすごく勉強させていただいてます」と大絶賛。
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そして「PUI PUI モルカー」の原案および本作で総監修を務めた見里朝希からメッセージが到着。「相葉さんや大塚さんのような大変豪華なキャストで映画化されるまでに至って、感慨深いものがあります。CGアニメ、しかも人間が言葉を発するというのは新たな試みではありましたが、まんきゅう監督をはじめ、制作陣のモルカーに対する解像度の高さと愛情を感じ、世界観はそのままに『これも1つの表現として素晴らしい!』と思える作品に仕上げていただきました。ありがとうございます!」との手紙と共に、見里手作りのドッジ、ポテト、シロモのパペットが登場し、登壇者も興味津々。
ドッジのドライバー役を務めた大塚は「やっと会えました」と感慨深げにドッジを手にし、相葉「可愛いですね。飾っておきたいくらいです」と実際に手に取りながら、その可愛らしさに魅了される一面も見られた。
さらに、モルカー声優の糸(モルモット)からもビデオメッセージが到着。本作への気持ちや、相葉と大塚との共演した感想、観客へのメッセージに答える映像を見ながら、相葉は「楽しんでってねってことですよね! 絶対そうです!」、まんきゅう監督は「感慨深いものがありますね」と、笑顔を見せながらコメント。
本作のキャッチコピー「史上最大級のモルミッション!」にも話が及び、本作のヒットを祈願して2つのミッションに挑戦することに。
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イベントの最後では、「本作は素晴らしいアニメーションチームの皆さんとご縁があり、一人一人の作品に対する情熱とモルカーへの愛情がたくさん詰まった作品になったと思います。また、モルカーの可能性も感じられるような作品になったと思いますので、ぜひ皆さんモルカーを体感していただけると嬉しいです」とまんきゅう監督。
大塚は「モルカーたちのいろんな思いも交錯するし、そして目まぐるしく展開が変わっていきますので、皆さん置いていかれないように、ドッジのドライバーと気持ちを1つにして追いかけていってみてください。どうぞお楽しみください」とアピール。
相葉は「モルカーのかわいい世界の映画バージョンとして楽しんでいただけたらなと思います。本当にハラハラドキドキ、ワクワクするような作品だと思いますので、どうか最後まで楽しんでいってください」と締めくくり、舞台あいさつは幕を閉じた。
アニメ映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービーMOLMAX』は、11月29日より公開。
見里朝希のメッセージ全文は以下の通り。
<見里朝希メッセージ>
■見里朝希
当初は6畳一間のアパートにて少人数で作っていた「PUI PUI モルカー」。相葉さんや大塚さんのような大変豪華なキャストで映画化されるまでに至って、感慨深いものがあります。
アフレコ現場にお邪魔した際に、相葉さんはテレビで見た時と変わらない印象で常に輝いていました。
大塚さんにご挨拶した際、低音ボイスで「PUI PUI モルカー」と言われた時には痺れました。
モルカーとは、モルモットと車が融合したキャラクターです。今回私は総監修として、モルカーがちゃんと小動物らしく、そして車らしくなるように監修させていただきました。
CGアニメ、しかも人間が言葉を発するというのは新たな試みではありましたが、まんきゅう監督をはじめ、制作陣のモルカーに対する解像度の高さと愛情を感じ、世界観はそのままに「これも1つの表現として素晴らしい!」と思える作品に仕上げていただきました。ありがとうございます。
映画化を記念して、ドッジのパペットを制作しました。皆さんと一緒に巨大スクリーンで無尽に暴れ回るモルカーたちを見届けます。
ぜひ最後までお楽しみください!