通勤電車は毎朝決まった時間に同じ車両に乗ることが多いだけに、痴漢や嫌がらせ行為に遭遇すると最悪だ。
東京都の20代女性は、「小柄で20代のOLのため、狙われることが多いのですが」と前置きし3年前のことを振り返った。
それは、「都内私鉄の朝の電車を待っている時」のことだった。女性は先頭、後ろに50〜60代くらいの男性が並んでいた。並んでいるのは2人だけだったという。すでに不気味な気配を感じるが……。(文:長田コウ)
「電車とホームの隙間に落ちそうになりました」
いざ電車が到着し、女性が車内に乗り込もうとした瞬間、思わぬ出来事が起きたのだ。
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「男性が体を密着させてわたしを押しだし抜かし、端の席に座りました。かなりの強さだったので、電車とホームの隙間に落ちそうになりました」
突然の出来事に恐怖を感じただろう。一歩間違えれば大事故に繋がる危険行為だ。その日の帰宅時、駅員さんに相談したところ、翌朝は駅員さんがホームに同行してくれることになったという。すると、男性の様子は打って変わって……。
「わたしが駅員さんといたため、男性はわたしを避けるように別の車両に乗って行くのが見えました」
ところが、しばらくして駅員さんの同行がなくなると、嫌がらせが再開してしまった。
「男性とは同じ電車に乗り合わせることが多く、隣の席になることもありました。その際、わたしの荷物や手足が少しでも男性のスペースにはみだしたら(男性に当たってはいません)、強い力で肘打ちされました」
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女性はその後引っ越したため、この男性と遭遇することはなくなった。しかし気の毒なことに、「今でも朝の電車に乗るたびに思い出します」とトラウマになっている様子だ。
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