預貯金300万円「健康を害して、医療費がかかることを凄く懸念しています。単身世帯なので突発的な体調不良も心配」65歳男性の嘆き

金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住65歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人：65歳男性
同居家族構成：本人のみ
居住地：兵庫県
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：500万円
現在の資産：預貯金300万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：厚生年金30年

現在受給している年金額（月額）

老齢年金（国民年金・厚生年金）：14万1534円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし

「今後、少子化で受給額が減るのでは」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「昨今の物価高騰があります。そのことにたいして、厚生年金額が増額されたわけでもありません（2024年度の公的年金は前年度より2.7％増加。2年連続の増額となっています）。今後、少子化の影響で支給額が減額されるか心配しています」と語っています。

ひと月の支出は約「14万5000円」。年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「外食はできる限りしていません」

年金で足りない支出については「現在は貯金を取り崩してやっています」という投稿者。

年金生活においては「外食はできる限りしていません。コンビニの利用も、極力控えています」と食費を抑えて節約をしている様子です。

「若い時に資格や技術を身につけていれば」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代は、あまり貯金や節約をしていませんでした。今となっては、計画的に使っていれば良かったと思います」と回答。

また「若い時に資格や技術を身につけていればと思います。もう少し給与所得がアップしていたと思います」と語る投稿者。

今の生活での不安については「これから体力の衰えなどで健康を害して、医療費がかかることを凄く懸念しています。単身世帯なので突発的な体調不良も心配しています」とコメント。

いっぽうで「楽しみはたまにスロットに行くことです。その他、野球を観るのが好きなので阪神タイガースの試合をよくテレビで見ています」と今の生活の楽しみも教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)