「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン2の地上波初放送が決定した。
本作は、4月にNHKBSで放送された作品で、8つの物語で構成されている。1話15分というコンパクトなサイズに、藤子・F・不二雄ならではの奇想天外な世界が広がる。
老人が謎の巨大な「鉄人」の主になる「鉄人をひろったよ」に出演する風間杜夫は「長い俳優生活の中で、これほど本格的にグリーンバックで演技をしたことが無かった」と撮影をふり返り、不思議な能力をもった少女が家族の危機を救う「アン子 大いに怒る」の出演者は「魅力的なキャラクターやクスッと笑えるシーンも多いので、ぜひたくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです」(新井美羽)、「アン子、大いに幸せになってほしい」(皆川猿時)とコメント。
浪人生が宇宙人からの要求に振り回される「いけにえ」に出演する一ノ瀬ワタルは、「皆様に是非ご覧になって貰えたら幸いです!」と話し、家族思いの男が核への恐怖に囚われていく「マイシェルター」出演の浜野謙太は「藤子・F・不二雄先生がこの作品をお描きになってからだーいぶ時が経つのに、未だ核兵器使用を仄めかす国がある今(そんな今いつまで続くの?)、まさにグッとくる作品だと思います」と語る。
夢のマイホームのために働く男のもとに、キテレツな男が現れる「3万3千平米」に出演する山寺宏一は、「原作漫画のラストシーンを読み、自分との深い縁を感じ鳥肌が立ちました。はい、実際にアレ持ってるんです!何を持ってるかは放送を観てのお楽しみ」と視聴者へメッセージ。
「じじぬき」で“頑固老人”を演じる泉谷しげるは、「爽快な気分で終われた、忘れがたいドラマになったな」と撮影当時をふり返り、タイムマシンを作ることに熱中する男と友人の物語「あいつのタイムマシン」の出演者は、「『あんなこといいな』が『できない』と思われる世界線での人間ドラマです」(渡辺大知)、「原作の漫画で何気なく描かれている一コマ一コマの行間や奥行きにただただ圧倒されました」(奥野瑛太)と話す。
宇宙の果てを目指す旅を描く「旅人還る」に出演する森山未來は、「宇宙というモチーフを使って、淡々と底の抜けたような恐ろしさを描きながら、人生の視座になるような物語も描いてらっしゃるということをこのドラマを通して知ってもらえたらいいのかなと」と思いを明かしている。
「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン2は12月2日(月)より2週にわたって月曜日-木曜日22時45分〜NHK総合にて放送。
※12月6日(金)23時45分〜第1週の4作品一挙再放送
※12月13日(金)23時45分〜第2週の4作品一挙再放送
(シネマカフェ編集部)