動物園の中には来園者が動物と触れ合える場を設けているところもある。その中でも、中国のある動物園ではペリカンと触れ合える体験が来園者に好評だ。最近、この動物園を訪れた男性がペリカンと自撮りしようとしたところ、横にいたペリカンが突然予想外の行動を取った。中国のニュースメディア『人間福報』などが報じた。
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中国の江蘇省徐州市にある「九頂山野生動物公園」は、約1200エーカー(約4.9平方キロメートル)の動物園エリアと、約1300エーカー(約5.3平方キロメートル)のサファリーパークを併設している広大な施設だ。その園内で、10日に撮影された動画が多くの人々の笑いを誘っている。
動画には、ペリカンを背後にして自撮りする男性の姿が映っている。中国のニュースメディア『人間福報』によると、ペリカンが全く動かなかったため、男性は模型だと思った。しかし、近寄ると本物だと気づき、自撮りを試みた。
男性はスマートフォンを取り出し、ペリカンと一緒に写真を撮るためにかなり近くまで寄った。そしていざシャッターを切ろうとした瞬間、ペリカンがくちばしを大きく開けて男性の頭をつかんだ。
くちばしで頭を挟まれた男性は、顔を歪めながらも苦笑いし、くちばしを払いのけた。このハプニングで、男性の同行者らが大笑いする声が動画に収められている。この動画がSNSに投稿されると、「どうやったら彼を食べられると思ったんだ?」「(爆笑)ペリカンって口が臭いんだよね」といったコメントが寄せられ、大きな反響を呼んだ。
同動物園のスタッフによると、このペリカンは普段からやんちゃな行動をしており、来園者に噛みつこうとすることもあるという。また、ペリカンに噛まれても痛みはないが、口からは強い魚の臭いがするとスタッフは語っている。「本当にペリカンの口は臭いんですよ」とも述べている。
画像は『人間福報 「遊客自拍太專心 遭「真正鵜鶘」灌頂嚇傻」(圖/擷取自微博)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)