野犬の母犬に捨てられた子犬「ビリー」くんが、寒い真冬の時期に今の飼い主さんと奇跡的に出会って保護されたエピソードが2022年11月にX(Twitter)に投稿され「ステキな方に出会えて良かった」「運命の出会いだったんですね」と話題になりました。
ねとらぼ編集部は、家族としてビリーくんをお迎えしてからもうすぐ6年になるという飼い主さんに、前回掲載された記事の反響や現在のビリーくんについて話を聞きました。
●会社の敷地内を歩いていたら……
当時、山の中でひとりぼっちだったビリーくん。飼い主さんが出会ったのは2019年1月14日で、当時勤めていた会社の敷地内を歩いていたとき、山裾の土手からガサガサと音がして見ると、あどけない顔をしたまだ幼い子犬が転がるように落ちてきたそうです。そして「寒さがきつい山の中で(この子ひとりで)生きていくのは到底無理だ」と思い、その場で自宅に連れて帰ることを決めました。
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飼い主さんは元野良の愛猫たちと暮らしており、家族に迎えられたビリーくんは猫ちゃんたちを兄と思い慕うように。猫ちゃんたちの方もビリーくんを家族として認めてくれたようで、あっという間に仲良く過ごす様子が見られるようになりました。そんな子犬時代を過ごしたからか、ビリーくんは「犬よりも猫の方が好き」で、散歩中に猫を見かけるとあいさつしにいくのだとか。
保護したときはどこか寂しそうな表情をしていたビリーくんですが、2022年の写真では、明るく幸せな日々を過ごしていることが分かる表情に変化。たくさんの愛を受けて育った結果、飼い主さんいわく「家族で一番甘ったれでわがまま」な“家犬”へと成長しました! また家の物を破壊したりとやんちゃな面もありますが、飼い主さん家族の理解と協力もあり、ビリーくんは(ときには叱られつつ)自由気ままに暮らすことができているとのこと。
●現在のビリーくんの様子は
上記のあたたかなビフォーアフターは投稿当時で9400件以上のいいねを獲得。話題になったビリーくんのその後はどうなったのか。ねとらぼ編集部が飼い主さんにお話を聞きました。
――投稿や記事には大きな反響がありました。反響への感想や印象的なコメントがあれば教えてください
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飼い主さん:記事が掲載された日からXのいいね、RT(RP)や仲良くしていただける方からのフォローなどをたくさん頂けました。日本中・世界中の人たちがビリーを見てくれたこと、興味を示していただけたことが、飼い主として何よりの喜びです。
――その後、ビリーさんは元気に過ごしていますか?
飼い主さん:一年前に母が勤めをあがり、家にいることが多くなったのでビリーも寂しい思いをせず、むしろ母と仲良くしています。私そっちのけで(笑)。相変わらず好きなようにのんびりと家犬を謳歌しています。
――ビリーさんと暮らし始めて分かった性格やチャームポイントを教えてください
飼い主さん:彼はもはや犬ではありません。あれは人間の子供です。気に入ったおやつじゃないと顔をそっぽ向けたり、私がベッドで寝ていれば昼夜問わず「布団に入れて」と耳元で「ウー……」とささやいてきたりします。
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ボール遊びが大好きで、投げればキャッチして返す時に首を振ってボールを投げ返してくることもあります。大谷翔平選手のデコピン君に負ける気はなさそうです。それを見て私は確信しました。間違いない。彼は犬の皮を被った男児だと。
(了)
犬の姿をした猫のようなニンゲン……飼い主さんがそんなふうに思ってしまうほど室内での暮らしをのびのび満喫するビリーくんの日常は、飼い主さんのXアカウント(ビリーとおじさん/@billyanduncle)にて見ることができますよ。
画像提供:ビリーとおじさん(@billyanduncle)さん
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