<B3リーグ:新潟86−69金沢>◇17日◇第8節◇アオーレ長岡
B3新潟アルビレックスBBの元日本代表SG川村卓也(38)が復活の3点シュートを決めた。新潟は金沢に86−69で勝ち、今季初のホーム連勝で前節からの連勝を3に伸ばした。
川村は第4クオーター(Q)残り7分7秒で出場し、その1分29秒後に3点シュートを成功。公式戦では西宮(現B2神戸)時代の22年5月8日のB2プレーオフ熊本戦以来、924日ぶりの1本で2455人の観客を沸かせた。
右コーナーでフリーになった川村が3点シュートの体勢に入ると、すでに歓声が上がっていた。69−53から放った1本がネットを通過すると、ボルテージは一気に高まった。「勝手にこの試合で一番盛り上がった瞬間だったと思っています」とニヤリ。「こういう状況をつくって送り出してくれた」とチームメートに感謝した。鵜沢潤監督(43)は「残り7分までベンチにいて、出て最初のシュートを成功。チームが勢いづく」と、B1三河在籍時の20−21年に成功率45・3%を誇った実力を絶賛した。
23年6月にB1時代の新潟を退団した後、昨季は所属がなかった。ブランクとの戦いの中、今季は計61分、8得点にとどまっていた。「1本決めて試合に出たい気持ちが強くなった。いつまでもブランクと言っていられない」。勝率5割に戻したチームとともに上昇を誓った。【斎藤慎一郎】
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○…PG五十嵐圭(44)が今季自己最多の7アシストで攻撃を支えた。「相手が自分に3点シュートを打たせないように守ってきたので、引きつければスペースが広がる」と、24得点のCイバン・ラベネル(34)ら外国籍選手の得点を引き出した。自身の活躍もあり、チームは3連勝。それでも「結果的には勝てたが、まだまだ内容は良くない。改善を続けていかないと」と厳しく分析した。
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