【フィギュア】和田薫子、2位で初の表彰台「去年より自信をもって演技できた」/全日本ジュニア

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2024年11月18日 00:34  日刊スポーツ

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全日本ジュニア選手権の女子フリーで演技する和田薫子(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇17日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇女子フリー



ショートプログラム(SP)2位の和田薫子(15=グランプリ東海クラブ)がフリー4位の123・77点、合計190・17点で総合2位となった。1年前の前回大会は13位だったが、一気に表彰台へ駆け上がった。「不安もありましたが、何とか滑り切ることができて良かったです」と胸をなで下ろした。


フリー曲「タイタニック」に乗せて、疾走感のある演技を披露。冒頭から幅のあるダブルアクセル(2回転半)、高さのあるルッツ−トーループの連続3回転ジャンプを決め、勢いに乗った。3つのスピンもキレがあり、全てで最高難度のレベル4を獲得。曲調が変わる後半でも躍動感があった。


今季から所属クラブに加わった田中総司コーチの指導もあり、ジャンプの精度が向上。「春から先生方がジャンプを見直してくださって安定感が増したかなと思う。去年よりも自信をもって演技ができたかなと思います」と成長の要因を説いた。


フリーの前夜には、同門の先輩にあたる松生理乃がグランプリ(GP)シリーズ・フィンランド大会で銀メダルを獲得。和田は起床後に知ったといい「結果を見た時に『理乃ちゃん2位だ!』と思って。理乃ちゃんも良い演技をしていたので、私も頑張ろうと思った」と力に変えた。


今季から参戦したジュニアGPシリーズでは第2戦チェコ大会優勝、第5戦ポーランド大会2位と大躍進。シリーズ上位6人によるジュニアGPファイナル(12月5〜8日、フランス・グルノーブル)にも初出場する。


今後はジャンプの回転不足や持ち味のスピンを修正し、初舞台での好演を目指す。「まだまだ課題がたくさん見つかったので、そういうところを修正して、進化した自分をファイナルで見せられたら」と思い描いた。


優勝はSP首位発進の島田麻央。合計201・32点で大会史上初の4連覇を達成した。3位には櫛田育良(いくら)が合計189・52点で入った。【藤塚大輔】

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