「吹奏楽の大会中にアクシデント。客席最前列から舞台上に投げ込まれたのは...」(群馬県・20代女性)

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2024年11月18日 06:00  Jタウンネット

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「吹奏楽の大会中にアクシデント。客席最前列から舞台上に投げ込まれたのは...」(群馬県・20代女性)

群馬県在住の20代女性・Kさんは、高校時代吹奏楽部に所属していた。

3歳下の妹も同じ高校の吹奏楽部に入り、1年目の夏ごろ。

大会のステージ上で、友達の鼻血が止まらなくなって......。

吹奏楽の大会で...(画像はイメージ)
吹奏楽の大会で...(画像はイメージ)

<Kさんからのお便り>

今から9年半ほど前のことです。

私は高校を卒業して就職し、3つ下の妹が私の母校に入学した年でした。

私も妹も吹奏楽部で、その日は、毎年夏頃に行われる大会のAの部(西関東大会だったと思います)に、私はOGとして家族と共に応援に、妹は初の大舞台に演奏者として来ていました。

前列の客席から投げ込まれたのは...

出番となり、演奏を開始して間もなく、妹の同級生で同じ楽器を担当していたAちゃんが、ステージ上で緊張のあまり鼻血を出し、止まらなくなってしまいました。

母校では「演奏に不要な物は音響の妨げになるから」という理由で楽器と楽譜以外は極力、本番ステージ上に持ち込まないようにしてて、当然、ティッシュもハンカチも持っていません。

そんな中、前列の客席からAちゃんに向けてポイっとタオルを投げ込んでくれた方がいました。

その方のおかげで、楽器やステージ、真っ白なジャケット衣装等々、必要以上に汚れることもなく本番を終えることができました。

Aちゃんの出血もおさまり、大事には至りませんでした。

暗い客席の最前から舞台上へ(画像はイメージ)
暗い客席の最前から舞台上へ(画像はイメージ)

客席は薄暗く、私たちは後方の席で見ていて、演奏中の席移動は原則禁止されていたため、タオルを投げ込んでくれた方がどなたかわかりません。

後日、何とかお礼がしたいと思い、私のTwitterアカウントを使って呼びかけましたが、フォロワー数が少ないため拡散力が低く力及ばず、お礼が言えないままとなってしまいました。

今、私は縁あってAちゃんのお母さんと同じ職場で働いるのですが、吹奏楽部の思い出話の時は「あの大会の時は......」と9年半だった今でも話題となります。その度に直接お礼できなかったことが心残りで仕方ありません。

どこのどなたかは分かりませんが、あの時は本当にありがとうございました。

咄嗟の判断だったと思いますが、吹奏楽大会独特のあの緊張感漂う中で勇気もいったと思います。

私も、私やAちゃんの家族も、また当時の部員たちも本当に心から感謝しております。

私も困っている人にはサッと手を差し伸べる人間であれるよう、これからも日々精進してまいります。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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