【フィギュア】西野太翔、3位で初の表彰台 4回転サルコーは壷井達也を手本に/全日本ジュニア

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2024年11月18日 11:42  日刊スポーツ

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11月16日、ジュニア男子SP 西野太翔の演技(撮影・加藤孝規)

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇17日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇男子フリー



24年全国中学校スケート大会王者でショートプログラム(SP)3位の西野太翔(たいが、15=神奈川FSC)がフリー5位の132・64点、合計208・49点で総合3位となった。初の表彰台となったが、ジャンプでミスが出て「悔しいです」と表情はさえなかった。


冒頭は大技4回転サルコーに挑戦。SP上位6人による最終グループ直前の6分間練習では決めていたが、本番では空中でやや軸が傾いて転倒した。後半のトリプルアクセル(3回転半)でも着氷が乱れて手をついたが、最終7本目の3回転フリップ−2回転半−2回転半の3連続ジャンプは成功。大崩れはしなかった。


4回転サルコーを跳ぶ上で手本としているのは、グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯で3位に入った壷井達也のジャンプ。滑らかに跳ぶ姿に憧れを抱き「全く力を使わずに上へ跳んでいくところがすごい。壷井選手のジャンプを目標にしています」と明かした。今春には実際に壷井へ質問し「力を入れると上がらないよ」という旨のアドバイスを授けられたという。今大会では決まらなかったが、今後の競技会での成功を目指す。


12月には全日本選手権(19〜22日、大阪)にも臨む。昨年の同大会ではSPで最下位となっただけに「ショートから気合を入れていきたい。ショート、フリーともに、どちらもミスなく終えられるようにしたい」と見据えた。


優勝は中田璃士(りお)で合計220・47点。2位は高橋星名(せな)で合計212・99点だった。【藤塚大輔】

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