G20サミットは日本時間今夜、ブラジルのリオデジャネイロで開幕しますが、APECに続きトランプ氏が会議の行方に影響を及ぼしそうです。
ブラジルで初めて開かれるG20サミットですが、この場にはいないアメリカのトランプ次期大統領の影響が早くも及んでいる模様です。
サミットには石破総理のほか、バイデン大統領、それに中国の習近平国家主席など主要国のリーダーが一堂に会します。
今回のサミットで、議長国のブラジルは貧富の格差是正などの対策をまとめたい考えです。
しかし、海外メディアによりますと、トランプファンを公言するアルゼンチンのミレイ大統領が先週、トランプ氏と面会した直後に、これまでのG20会議で合意していた富裕層への課税に反対を表明。トランプ氏が掲げる政策と歩調を合わせた可能性があり、サミットの共同声明の取りまとめの障害となっているということです。
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このほか、気候変動への対策などでもトランプ氏が実権を握れば、サミットの成果を覆されかねないとの懸念も広がっています。
アメリカファーストの2国間交渉を重視してきたトランプ氏の就任前に、主要国のリーダーたちは協調して成果を出せるのか、早くも試練の場となりそうです。