エアバスは、アジア太平洋地域で今後20年間に19,500機の新造機需要が見込まれるとの予測を発表した。
ブルネイで開催されたアジア太平洋航空協会(AAPA)の年次総会でエアバスのアナンド・スタンレー アジア太平洋地域プレジデントが発表した。
中国とインドを含むアジア太平洋地域では、成長と機材更新の必要性に牽引され、新造機の需要が年間3%の増加すると予測している。世界全体では42,430機の需要を見込んでおり、このうち46%を占めることになる。旅客輸送量は年間4.8%と世界全体を上回る成長を見込む。
このうち、エアバスA220型機やエアバスA320neoファミリーなどの単通路機が16,000機、エアバスA330neoやエアバスA350型機などの中・大型機は約3,500機が必要になるとみている。納入機材数の約71%が機材拡充、29%が経年機の入れ替えとなり、脱炭素化の取り組みに大きく貢献するとしている。
また、貨物機市場では250機の新造ワイドボディ貨物機が必要になる見通し。世界の新造貨物機需要の10%に相当する。
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