介護が必要になったときのためにと義両親の近くに住んでいたのですが、実際に介護が必要な時期になると、ハルキは介護やお手伝いをほとんど私任せにしてきました。
ただえさえ、仕事と育児の両立は大変です。そのうえ「介護もお願い」というのは納得いきませんでした。
当時は毎日のようにケンカしていました。そして、「もう無理だ」と思った私は離婚を切り出したのでした。もちろん多少揉めはしましたが、結局は離婚が成立。私がサクラコの親権を得ました。こうして夫婦だった私たちは、離婚して別々の生活をはじめることに。そんな背景があるからこそ私は、つい考えてしまうのです。「サクラコを手懐けて、後々の介護要員にしたいのでは」と……。
介護の問題を乗り越えられる夫婦もいるでしょう。けれど私たちは無理でした。
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サクラコはハルキに懐いています。その姿を見ると、「サクラコに介護の手伝いをさせようとしているのでは」と勘ぐってしまうし、「私たちを捨てて自分の親を選んだようなものなのに、いまさらどうして父親ヅラができるのだろう」と思ってしまいます。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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