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11月17日、前知事の失職に伴う兵庫県知事選の投開票が行われ、斎藤元彦前知事(47)が当選を果たした。
斎藤元彦氏(47)に逆風吹き荒れる選挙戦。大方の予想は斎藤氏の対抗馬として出馬した元尼崎市長・稲村和美氏(52)の圧勝だったのだが、
「まさかの逆転勝利でした。斎藤氏が110万票あまりを獲得して再選。稲村氏を含む新人6人を破って2回目の当選となったのです。知事選の投票率は55.65%、前回を14.55ポイント上回る注目を集めた選挙となりました。SNSを駆使して応援の輪を広げたことが勝因のひとつとされています」
この結果に、ネットでは斎藤氏と“とある政治家”の共通点を指摘する声が多数あがった。
《トランプと斎藤ってちょっと共通点あるみたいな感じだな…》
《斎藤元彦氏の熱烈な支持者と、トランプの支持者には深いところで共通点がある気がする》
《アメリカでもトランプ再選だし、ヤバい政治家が生き残るんだなぁ》
《アメリカファースト、兵庫ファースト。これが国民の選択なら選べる》
《まさにトランプ大統領のように、国民の意見が反映された民意が勝った選挙だろう》
《ハリスが良いのではない、稲村さんが良いのではない、トランプが危険で斎藤氏がそら恐ろしいのだ》
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全国紙社会部記者もこう話す。
「確かに斎藤氏とアメリカ大統領になったドナルド・トランプ氏(78)の選挙戦の勝ち方が似ていると思います。まず、ともに事前予想では下馬評では負けが濃厚とみられていたこと。そして、SNS戦略が功を奏したのも共通点と言えるでしょう。さらに2人には“カゲ”の部分もあるわけで……」
そもそも、斎藤氏の失職の原因は内部告発文書問題だった。
今年3月、元県西播磨県民局長の男性(当時60)が斎藤氏のパワハラ行為などを告発。すると斎藤氏は公益通報の調査結果を待たずに男性を停職3か月の懲戒処分に。これが問題視された。
「県議会は6月、調査特別委員会(百条委員会)を設置。真相を明らかにしようとしましたが、7月に元局長の男性が亡くなってしまいます。その後、9月に県議会が全会一致で不信任を決議され、斎藤氏は知事の職を失職しました。
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今回再選はしましたが、まだ内部告発文書問題の疑惑は晴れていません。百条委員会は兵庫県職員約9700人にアンケートを実施。斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した職員が4割を超えたという結果が出ています」(前出・社会部記者)
一方、トランプ氏は元不倫相手への口止め料、機密持ち出しなど主に4つの事案で連邦捜査局(FBI)の捜査を受けているなど、スキャンダルまみれの政治家。数々の疑惑は未解決のままアメリカ大統領選に突入し当選した。
疑惑の政治家がともに“民意を得た”ということになる。そんな中、百条委員会は25日に行われる証人喚問に斎藤氏を呼ぶとみられており……疑惑の究明は続く――。
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