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米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏は11月17日(現地時間)、2025年1月に就任後、米連邦通信委員会(FCC)のトップにビッグテック(大手IT企業)批判で知られるブレンダン・カー委員(45)を任命すると、自ら立ち上げたSNSのTruth Socialで発表した。
トランプ氏はカー氏を「言論の自由の戦士」と呼び、「米国の雇用創出者と革新者を苦しめてきた規制攻撃を終わらせる」人物だと評した。
カー氏はトランプ氏を支持するイーロン・マスク氏がオーナーのX上で、任命は「光栄」だとし、このポストにはマスク氏がすぐに「おめでとう!」とリプライしている。
同氏は続けて、「検閲カルテルを解体する」計画に着手するとポストした。
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「検閲」とは、ビッグテックによるコンテンツモデレーションを指しているとみられる。
カー氏は、保守系のヘリテージ財団によるイニシアティブ「Project 2025」が4月に発行した計画文書(PDF)でFCCの章を執筆した。
カー氏はこの中で、GoogleやFacebook(Meta)などのビッグテックが、不透明で一貫性のない基準でコンテンツの検閲や抑制を行っていると批判している。また、TikTokの禁止を提言している。
同氏はまた、FCCのアジット・パイ前委員長によるネット中立性規定の廃止を支持している。(FCCは2024年にこの規則を復活させており、現在係争中だ。)
FCCを含む新政権の人事の一部については米上院の承認が必要だが、上院も下院も共和党が過半となっている。
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