バッファローは11月19日、同社の歴代Wi-Fiルーターをカプセルトイ化した「手のひらWi-Fiルーター」を監修したと発表を行った。本製品はカプセル玩具事業を手掛けるターリン・インターナショナル(東京都台東区)が製造/販売するもので、11月21日より全国のカプセルトイ自販機コーナーで展開される予定だ。
1回500円で対象年齢は15才以上となる。取り扱い店舗などについては、11月21日にターリンカプセルコレクションの公式Xで告知されるという。
●侮るなかれ! カプセルトイ化が進むITインフラ/ネットワーク製品
既にご存じの人が多いかもしれないが、サーバやラックマウント、PC&サプライがカプセルトイ化し、大ヒットを飛ばしている。
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きっかけは、独立系SIerのエーピーコミュニケーションズが総合監修を行った「手のひらネットワーク機器」シリーズだ。2023年6月に第1弾の「カプセルトイ 手のひらネットワーク機器」、2024年6月に第2弾の「手のひらネットワーク機器2」が登場した。
さらに第1弾のLANケーブルの色変更版「手のひらネットワーク機器1.1」、11月には日東工業監修によるサーバーラックのミニチュア「日東工業サーバーラック FSシリーズ」と、リニューアル版の「Zabbix・AP Communications 監修 手のひらPC&サプライ」が登場するなど、とどまるところを知らない。
●AirStationシリーズの歴代モデルをカプセルトイ化
AirStationシリーズは、バッファローの無線LANアクセスポイントとして2000年から展開し、2022年には累計出荷台数が6000万台を突破した大ヒットモデルだ。面倒な無線LANのさまざまな設定をボタン操作で行う「AirStation One-Touch Secure System」(AOSS)を搭載したり、セキュリティ面も配慮したりするなど、無線LANを一般家庭へ普及させるのに大きく貢献した。
無線LANといえばバッファローという代名詞にもなった程で、現在では最新のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応モデル「WXR9300BE6P」まで脈々と受け継がれている。
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今回発売される手のひらWi-Fiルーターは、いずれも6分の1スケールで再現されたルーター本体と共に、当時のパッケージを再現したものが付属する。WLA-L11を除き、アンテナ部分などをはめ込んで組み立てる必要がある。工具や接着剤などは不要だ。
それでは、各モデルを組み立ててみよう。
●アンテナは自身で組み立てる必要あり パーツは細かいので要注意
まずは、AirStationシリーズの初号機「WLA-L11」だ。本製品のみ、アンテナが本体内蔵タイプのため組み立て作業は後部のパーツをはめ込むだけで済む。パッケージも組み立てる必要がなく、シールなどの貼り付けも不要だ。
サイズが小さいので分かりづらいが、各種ボタンやコネクター、ロゴなどの文字も再現性が極めて高く、「ここはターリン・インターナショナルの方が、かなりこだわってくれました」とバッファローの担当者は語る。
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実際に作ってみると、ほぼ組み立てが不要なWLA-L11を除き、アンテナ部分を注意深く組み立てる必要がある。外付けアンテナがあるモデルは、アンテナを取り付ける土台をはめ込み、そこにアンテナを取り付ける。
作業的には面倒だが、これによりアンテナ部分が実機のように可動する。そのため、つい実機の感覚でアンテナを動かしてしまうが、何せ6分の1スケールのカプセルトイだけに、アッという間に結合部分が取れたり、はめ込む部分が欠けてしまったりするので要注意だ。アンテナ部分は一度決めたらそのまま固定し、飾った方が無難かもしれない。
この手のひらWi-Fiルーターは、2023年1月に発売された「手のひらPC&サプライ動画配信セット」とも互換性があるので、“文字通りネットワークの世界”を机上に広げて楽しむのもいいだろう。
同社によれば、今後の動き次第では続編も期待できそうとのことだ。既に紹介した手のひらネットワーク機器シリーズは大きな反響があっただけに、このシリーズもぜひ継続してもらいたい。だって赤いルーターやNASのテラステーション、PC-98シリーズのメモリボードやハイパーメモリCPU、CPUアクセラレーターも欲しいですよね?
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