埼玉栄高校のグラウンドで、生徒が運転する車が横転し、助手席の男子生徒が死亡した事故で、学校側が会見で「普段から車は無施錠で、鍵はダッシュボードに置かれていた」と明らかにしました。
埼玉栄高校の学校法人「佐藤栄学園」 田中淳子理事長
「お亡くなりになりました生徒さんのご冥福をお祈りするとともに、ご心痛を抱かれた皆様方に深くお詫び申し上げます」
事故が起きたのは今月16日の深夜でした。さいたま市の埼玉栄高校のグラウンドで、無免許の男子生徒が運転し、あわせて3人の高校2年の生徒が乗った軽自動車が横転。助手席の生徒(17)が死亡しました。
車はサッカー部が所有するもので、普段は事故現場のグラウンドの隣にあるサッカー練習場の整備に使われていて、練習場の倉庫脇に止められていました。
3人は同じ学生寮で暮らし、別々の運動部に所属していたということですが、なぜ車を運転することができたのでしょう。
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きょう会見を開いた学校側は。
埼玉栄高校 林昭雄 教頭
「多くの日はグローブボックスの中に(鍵を)しまってあったというふうに聞いております」
車は普段から無施錠で、事故当日はサッカー部のコーチが最後に鍵を運転席前のダッシュボードに置いていたと明らかにしました。
埼玉栄高校 林昭雄 教頭
「〔Q.これ(生徒の運転)について 、学校は把握していたか?〕そのことについては何も確認とれていない」
捜査関係者によりますと、運転していた生徒らは「過去にも運転した」と話しているということで、警察は危険運転致死の疑いで事故のいきさつを調べています。
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