広島は19日、今季限りで現役引退した野村祐輔氏の来季からコーチ就任を発表した。
このオフは野村氏をはじめ、引退した選手が来季からコーチを務める人が多い。野村氏と同学年の田島慎二氏も来季から中日で投手コーチを務める。田島氏は11年ドラフト3位で中日に入団。1年目の12年は新人王こそ逃したが、56試合に登板して、5勝3敗30ホールド、防御率1.15と抜群の成績を残した。15年にはシーズン自己最多の64試合に登板すると、17年には63試合に登板して34セーブ、防御率2.87と“タジ魔神”としてチームを支えた。
20年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、21年に一軍復帰したが、21年が22試合、22年が21試合、23年が32試合、そして今季は2試合の登板だった。現役通算462試合に登板して、25勝41敗117ホールド75セーブ、防御率3.62だった。
“89年世代”でいえば小田裕也氏も来季からオリックスの育成コーチ、ヤクルト、楽天でプレーした佐藤由規氏は、BC・武蔵で投手コーチ兼投手だったが今季限りで現役引退し来季からは古巣・ヤクルトで投手兼育成担当コーチに就任する。
由規コーチとともに、ヤクルトでは今季までDeNAに所属していた西浦直亨氏が来季からヤクルトの野手兼育成担当コーチ、9年間の現役生活に幕を閉じた山崎晃大朗氏は外野守備走塁コーチを担当。
オリックス組では、現役通算418試合に登板した比嘉幹貴氏は来季一軍投手コーチ、今季まで選手兼任コーチだった安達了一氏は一軍内野守備走塁コーチとなる。
また、立岡宗一郎氏も来季から巨人三軍外野守備走塁コーチを務める。
▼ 今季限りで現役引退し来季からNPBのコーチに就任した選手
野村祐輔(広島)
西浦直亨(ヤクルトの野手兼育成担当コーチ)
立岡宗一郎(巨人の外野守備兼走塁コーチ)
山崎晃大朗(ヤクルトの外野守備走塁コーチ)
田島慎二(中日の投手コーチ)
小田裕也(オリックスの育成コーチ)
比嘉幹貴(オリックスの一軍投手コーチ)
安達了一(オリックスの一軍内野守備走塁コーチ)
由規(ヤクルトの投手兼育成担当コーチ)
※11月19日の18時時点