セブン-イレブン・ジャパンは11月19日、大手菓子メーカーである明治、森永製菓、ロッテとのコラボ商品を発表した。コラボ商品はスイーツやパンなど全5商品。各社とのコラボ商品を出すことで、既存顧客に加え通常セブン-イレブンを利用しない新規顧客の取り込みを狙う。
【画像】「アポロ」「ダース」「ガーナ」とのコラボ商品(全8枚)
明治「アポロ」、森永製菓「白いダース」、ロッテ「ガーナミルク」という各社の人気チョコレートブランドとコラボした。明治とのコラボ商品である「アポロみたいないちごチョコケーキ」(320円)は、ココアスポンジ、チョコクリーム、イチゴクリームを重ねたケーキだ。アポロのような味わいを再現するため、いちごとチョコのバランスにこだわったという。
森永製菓とのコラボ商品は、「白いダース ホワイトチョコどら焼き」(198円)と「白いダース ちぎりパン」(218円)の2商品。ホワイトチョコどら焼きはもちもち食感の白いどら焼き生地で、ホワイトチョコホイップのガナッシュをサンドした。隠し味としてキャラメルペーストを加えている。ちぎりパンには、濃厚なミルク感のあるホワイトチョコレートクリームを挟んだ。
ロッテとのコラボ商品は「ガーナ ショコラカヌレ」(248円)、「ガーナ ショコラボウル」(178円)。ショコラカヌレは生地全体にチョコレートを配合し、どこを食べてもガーナの味わいを感じられるようにした。また、生地のもちもちした弾力感をあえて抑え、外側との食感の対比を強調した。ショコラボウルは、ガーナミルクをクリームに使用したパンで、クリームはガーナミルクの濃厚でコクのあるミルクの味わいを再現した。
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●競合3社とコラボした背景
セブン-イレブン・ジャパンの宮賢二氏(ベーカリー・スイーツ部 シニアマーチャンダイザー)によると、チョコレートの販売規模は夏場が底で、10月からバレンタインにかけて増加する傾向にあるという。
上向き始める10月やバレンタインシーズンの2月ではなく、11月にコラボ商品を発売する背景について、宮氏は「11月は各メーカーのチョコレート系の新商品が多く発売され、チョコレート市場が活況になる」と説明した。チョコレート市場が活況になるタイミングに合わせ、各社とのコラボ商品を出すことで、既存顧客に加え通常セブン-イレブンを利用しない新規顧客の取り込みを狙う。
セブン-イレブン・ジャパンと明治、森永製菓、ロッテ3社は、これまでもスムージーやアイスの開発を共同で行ってきた実績がある。ライバルである3社とコラボ商品を販売することで、チョコレートマーケット全体の活性化も期待するという。
販売期間は約1カ月で、クリスマスシーズンまでの展開を予定している。競合3社がそろったコラボ商品は、消費者の支持を得られるか。
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