12月に開幕するラグビー「リーグワン」1部の横浜キヤノンイーグルス(横浜)SO田村優(35)が19日、愛情を込めた“後輩イジリ”で笑わせた。
横浜市役所で開かれた出陣式に出席。初優勝を目指す新シーズンは前回王者の東芝ブレイブルーパス東京戦(12月22日、神奈川・日産スタジアム)が開幕戦で「チーム内の愛情、チームへの思いを、試合を通して感じていただけて、それが結果につながれば何よりだと思います」。集った約300人のファンに伝えた。
近くには将来有望な後輩がいる。東海大から24年春に入団した武藤ゆらぎ(23)は同じSO。昨季は4月12日の花園近鉄ライナーズ戦でデビューを飾った。
トークショーでは世代屈指の司令塔の話題となり、田村は「アイツ、なめてます」とニヤリ。その上で食事する仲だと明かし「悩みを聞き出せる関係性をつくって、何でも相談してもらえるような状況にしておくのがいいと思う。いろいろな悩みがあると思うので、答えは持っていますけれど、与えすぎてもダメだと思う。自分で考えて、自分のものにできるようなアドバイスを、若い選手にはできればいいなと思っています」と武藤の成長を願った。
自身は25年1月9日の誕生日で36歳となる。長く第一線で活躍できる理由を「自分の基準を下げずに、まだ頑張る意志がある。もっとうまくなりたい向上心もあって、このチームをより良くして、より良い成績を収めたい。根本の心構えのところがきっちり保てている。意志があるので、体が動いています」と自己分析した。南アフリカ代表SHファフ・デクラーク(33)もチームに合流済みで「僕とファフは、どんな状況にチームがあっても勝たせることが仕事です」と力を込めた。【松本航】
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