せいろブームが来ているのをご存知でしょうか?
最近では、レンジ調理も可能なシリコンスチーマーや、金属製の蒸し器が存在する中、竹製の「せいろ」はお手入れも面倒だし不便なのでは……そう思っている人も多いかもしれません。しかし、「無印良品」のせいろは価格も手ごろでお手入れも想像以上に簡単! 手軽にヘルシーな料理を作れます。
今回は、無印良品の「せいろ」をレビューしていきます。
●在庫が品薄になるほどの人気
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筆者が無印良品で購入したのは、旧型商品の約15(直径)×9.5(高さ)cmのせいろです。現在は少しサイズが変更された、約18(直径)×8(高さ)cmの「竹材 蒸篭(せいろ)/本体 深型 小」が販売されています。「販売価格は1090円(税込み、以下同)。素材や仕様などは同じです。
ふたは別売りなので、オンラインで注文の際は特にご注意ください。
2024年11月19日現在、公式オンラインストアでは品切れですが、一部の店舗では在庫があるようです。
さて、なぜ「せいろ」がここまで人気になっているのでしょうか。せいろは通気性に優れている一方で、繊維の密度が高く、水蒸気を吸収してくれるので、べちゃっとならずにふっくらと食材を加熱することができます。
また、油を使わずに蒸気だけで加熱するので、ダイエットや健康面を気にしている人にぴったりではないでしょうか。調理終了後はそのままお皿としても使用できる手軽さも支持を集めているのかもしれません。筆者もダイエットと健康のためにせいろを購入し、半年ほど前から使用しています。
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●追加で欲しいアイテムも無印良品でそろう
せいろには隙間があるため、葉物の野菜やクッキングペーパーを敷くことで、細かい食材も落とさずに入れられます。とはいえ、「葉物野菜がない」「毎回キッチンペーパー使い捨てはもったいない」ということもありますよね。
そんなときにおすすめなのが、無印良品で販売している、洗って何度も使うことができる「蒸篭(せいろ)用 シリコーンシート」です。
さらに、無印良品では、せいろを鍋の上に載せる際に便利な「アルミ 蒸篭(せいろ)用/受け台」も販売されています。
●2段まで同時調理可能で時短にも
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せいろの良いところは、食材をセットしたら基本的には十数分放置すれば完成するところ。「せいろ=丁寧な暮らし」というイメージがあるかもしれませんが、むしろ自炊が苦手な人にこそおすすめしたいです。
使い方は、最初にせいろ全体をぬらし、冷凍野菜や冷凍ギョーザをぎゅぎゅっと詰めて、お湯を沸かした鍋の上にせいろを乗せるだけでOK。食材にもよりますが、5分〜8分ほどで完成します。電子レンジで加熱するとぐにゃっとした食感になってしまいがちな冷凍野菜も、せいろならふっくらとおいしく仕上がります。
2段重ねて使用すれば、下段で冷凍ごはんの温めなおし・上段で冷凍野菜の加熱をして、加熱に使用したお湯でみそ汁を作れば、それだけで1食分が完成します(2段の場合は10〜15分ほど加熱)。コンロが一口しかない人でも時短で調理できます。
しっかりと加熱させるために、2段で使用する際は火の通りやすい食材を上段に置くようにしましょう。野菜と肉なら、肉を下段・野菜を上段にすると良いでしょう。
●お手入れは拭いて乾かすだけ
せいろを購入するかどうか迷った際に一番気になったのはお手入れ方法でした。しかし、調べてみると意外と手間がかからないことがわかりました。
油を使用しないため、使用後はぬるま湯で汚れを落とし、風通しの良い所でしっかり乾燥すればOK。洗剤などは使用しません。そのため、肉を加熱する際は野菜の上に置くか、キッチンペーパーを敷いて肉汁の染み込みを防ぐ必要があります。
頻繁に使用する際は、キッチンの風通しの良い場所に置いておけば良いのですが、週に1回以下の場合は、通気性が良い薄めの布や新聞紙で包み、風通りの良い場所で、できれば除湿剤とともに保管をすると良いようです。
サッと洗って乾かすだけなら、フライパンやお鍋と変わりません。カビが生えないように気を配る必要はありますが、油を使わない料理が手軽に完成することも考えると、手放せません。さまざまなレシピがネットで公開されているので、「次はせいろで何を作ろうかな」と考えるのも楽しいですよ。