ドイツのショルツ首相が中国の習近平国家主席と会談し、ウクライナ問題をめぐり「ロシアへの北朝鮮兵の派遣が紛争のエスカレーションにつながる」などと中国側に警告したとドイツ政府報道官が明らかにしました。
G20=主要20か国の首脳会議が開かれているブラジルで19日、ドイツのショルツ首相と中国の習近平国家主席が会談しました。
ドイツ政府の報道官によりますと、30分間行われた会談の中で、ショルツ首相は習主席にロシアによるウクライナ侵攻について、「北朝鮮兵の派遣が紛争のエスカレーションにつながる」などと警告しました。
さらに、今月15日にプーチン大統領と電話会談をしたと伝えた上で、「会談がいかに失望させるものだったかを説明した」ということです。
電話会談でプーチン大統領は「交渉の再開は新しい領土に基づいたものでなければならない」と交渉条件を譲らない考えを示していました。
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